■田中みな実と滝沢カレンは大丈夫か?
事件性はどこにもなかったという脱力系のオチだったが、それよりもX(旧ツイッター)上では、《幽霊の存在ありきのまま終わらせるって、なんちゅー謎解きドラマや》などと、事件解決に幽霊を絡ませたことにとまどいの声が多くあがっていた。
「心霊現象をストーリーを盛り上げるスパイスとして使うのはいいですが、謎解きの根幹に関わるところで“幽霊がいる前提”で話を閉じるのは反則ですね。いないものをいることにしては、謎解き自体が成り立たなくなってしまいますから。もちろんコメディ作品なら別ですが、いちおう“井戸端謎解きエンターテイメント”をうたっている以上、視聴者は納得できないでしょう」(ドラマライター/ヤマカワ)
松岡は番組公式サイトで「刑事モノだけどそこまで考察せず(中略)、遅めの夕飯でも食べながら、だらだら見てもらえたらうれしいです」とコメントしている。まだはっきり語られていないが、西条(松岡)と隣人・安達(白洲迅/31)、吉良(田中)と娘、基山(滝沢)と父・妹・弟など、それぞれに事情がありそうで、本作は事件の謎解きより、3人の恋や家族関係に注目するドラマなのかもしれない。
「今後も事件のエピソードはゆるいまま、3人の人間関係がメインになっていく可能性はあります。そうなると、田中と滝沢の演技力がネックになりそうです。松岡はなんの問題もありませんが、滝沢はそもそも俳優が本業ではないし、田中も頑張っていますが、演技の幅を考えるとまだ力不足。“事件もの”と“ヒューマンもの”、どっちの方向に行くのかまだわかりませんが、どう転んでも先は厳しいかもしれません」(前同)
とはいえ、物語はまだ3話。次回は署内のコンプライアンス問題と、弁護士一家で起きた盗難事件が描かれるようだ。今度こそ、3人のギークが得意分野を活かす頑張りに期待したい。