成田凌(30)主演の連続ドラマ『降り積もれ孤独な死よ』(日本テレビ系/日曜よる10時30分)の第4話が、7月28日に放送される。21日放送の第3話の平均世帯視聴率が3.6%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と低い数字ながらも、練られた脚本と演出が評価され始め、配信サービス・TVerを中心に視聴者の支持が広がっている。

 同ドラマは、原作・井龍一氏、漫画・伊藤翔太氏による、『マガジンポケット』(講談社)で連載中の同名コミックの実写化で、過去と現在が交差するクライムエンターテインメント。

 2024年、一人の少女が失踪する事件が起きる。そして、7年前の17年、ある屋敷で13人の子どもの監禁死体遺棄事件が発覚。被疑者は屋敷の主・灰川十三(小日向文世/70)で、刑事・冴木仁(成田)が捜査に乗り出す。そこに、灰川を父と慕う謎の女性・蓮水花音(吉川愛/24)があらわれ、冴木とともに事件の真相を追うことに。

 第3話では、殺害を自供していた灰川が、留置場で首を吊って死んでいた。冴木は、灰川のすべての行動は、真犯人をかばうための可能性が高いと考えていた。一方、灰川邸では、花音と冴木の弟・瀧本蒼佑(萩原利久/25)ら6人の生き残った子どもたちが集まっていて、所在不明の神代健流(杢代和人、もくだい・かずと/20)以外の全員が、灰川の犯行を否定した。

 後日、先輩刑事・五味明日香(黒木メイサ/36)が、冴木に連続傷害事件で聞きたいことがあると言うと、冴木が実家を出てから蒼佑が父親から暴力を受けていたが、それまでは冴木が暴力を受けていたのではないかと問う。そして、傷害現場の映像を冴木に見せると、犯人が祈るように両手を握る姿が。それは、冴木のクセでもあり……という展開。

 視聴者のX(旧ツイッター)上の反響は、《どんでん返し要素があり、予想外の展開が面白かった。一体どうなるか分からないドキドキ感がたまらない》《冴木が暴力事件の犯人だったか!弟が暴力を受けていた時点でそりゃ兄も受けてただろうと容易に予想できた筈なのに。悔しいっ!》など、考察を超えていく意外な展開に驚きの声が寄せられていた。