■『海のはじまり』子役がうますぎるのがツラい

「ドラマの内容自体が重いのもありますが、視聴者から《水季のお父さん(じいじ) だけが唯一の癒しポイントじゃねえかこのドラマw》という声があるように、癒やしの要素がほぼないのが、ツラさを加速させています。かわいい子役が出てくるので、もう少しホッコリするシーンがあると思っていましたが、予想外でした」(ドラマライター/ヤマカワ)

 夏と海が徐々に心を通わせていて、子役の泉谷の演技は高評価なのだが、海の存在が癒やしにならないーー?

「泉谷の演技がうますぎて、海の言うことやふるまいが母・水季(古川)が憑依しているとしか思えないんです。特に今回の畳に寝転がるシーンは、水季がいるかと錯覚するほど。かわいいし演技もすごいですが、何をしても水季が透けて見えてしまい、癒やしにはならず、むしろツラさを感じてしまいます。泉谷はすごい子役だとは思いますが……」(前同)

 X上でも、《海は話し方も考え方も水季そっくりだし、視聴者にそれを感じさせるほどの演技をする星奈ちゃんはやはり化け物子役》《海ちゃんが寝っ転がってるシーンは水希ちゃんが乗り移ってるかのようだった。そして海ちゃんの言葉に、夏くんも弥生さんも自分の気持ちを気付かされているようだった》などの声が。

 子役の演技がうますぎるのが、仇になっているようだ。「ツラい」という声は止まらないが、視聴率や配信サービスの成績は好調だ。ツラくても見続けている人は、このヒリヒリした展開から目が離せなくなっているのだろう。