■父は入院生活……家族とは30年の断絶
4月18日発売の『女性セブン』(小学館)の取材に、明菜の兄は“最後に会ったのは36年前”だと明かしている。家族仲のよかった明菜が家族と絶縁したのは30年ほど前。当時は金銭トラブルや母の病死が原因だと報じられていたが、その真相は明らかにはなっていない。
同誌に対して、中森家の知人は絶縁した理由を、若い頃から事務所スタッフや恋人の裏切りに傷つけられ、人間不信に陥ってしまったこと、家族が自分のお金を使い込んでいると疑うようになってしまったからではないかと語っていた。そして1995年、明菜は母親が亡くなる前に自ら中森家の戸籍から抜けてしまったのだ。
90歳になった父親は存命だが、散歩中に転倒して肋骨と右手を骨折してしまい、昨年末から入院生活を送っているという。
「お父さんは自力で食事をとることができず、チューブを通して栄養を摂っている状態だといいますね……。
明菜さんがかつて暮らしていた実家はお父さんが入院してからは誰も住んでおらず、門扉や雨戸が閉じられてかなり寂しい状態にあります。荒れているわけではないですが、まさに人がいないことが分かる空き家状態ですね。
そんななか地元の人たちは、駅前に明菜さんのパネルが飾られているものの一家の関係性も知っていますから、“清瀬市に協力はしてくれているけど家族と疎遠だよね”、“明菜さんは清瀬には帰ってこないよね”となっているんです。
当然、他人が知る由のないさまざまな事情があり、明菜さんの中でも多くの葛藤を経て、現在の“絶縁状態”があるのでしょう。ですが、明菜さんはいっさい清瀬や家族に寄りつかないわけで……彼女の復活には地元の方々も喜んでいますが、一抹の寂しさや、虚しさを感じている人が少なくないといいますね」(前出のワイドショー関係者)
本格復帰へ歩みを進める中森明菜。だが、家族との交わりはもうないのかもしれない――。