■すでに当初の番組コンセプトは崩壊

 だが、そもそも『まつもtoなかい』は、松本と中居が「会わせたい」と思う著名人2名をマッチングさせ、トークを繰り広げるというコンセプトの番組。特番時代にはザ・クロマニヨンズ甲本ヒロト(61)と菅田将暉(31)、長渕剛(67)と千鳥大悟(44)といった異色の大物共演が視聴者を喜ばせた。

「お笑い界のトップ・松本さん、国民的スターの中居さんと一流ゲストの絡みも『まつもtoなかい』の見どころの1つでしたが、松本さんが出演しなくなり、『だれかtoなかい』になった時点で、そもそもの番組コンセプトが崩壊してしまっていますよね。松本さんと中居さんありきの番組だったわけですから。その後の二宮さん加入後の数字上昇は、やはり国民的存在のニノゆえのバブルだったと……。

 それに、一流どころの著名人の対談を毎週組むというのは本当に難しいこと。人選とスケジュールも考慮しなければいけませんし、そこにMCの中居さんとムロさんのスケジュールも絡んでくるわけですからね。

 4月21日のゲストはタカアンドトシダイアンでしたが、“この番組でしか見られないマッチング”とは言えませんし、驚きはありませんよね。もちろん、どちらも大人気コンビではあるのですが……」(前出の制作会社関係者)

※動画は『だれかtoなかい』の公式X『@darekato_nakai』より

 急落した視聴率、当初のコンセプトの崩壊、制作の難しさもあって、『だれかtoなかい』は「限界なのではないか」という声が出て、打ち切り説が再浮上しているいうわけだ。

「また、松本さんの『対文春』裁判が決着したとしても、番組に戻ってくることは不可能では、となっていますね。松本さんサイドの主張が認められ、“勝利”という扱いになったとしても、松本さんが不倫行為をしていたことは変わらず、番組にCMを出す大手スポンサーはそこの時点で“アウト”と見なしてしまうこともある。そしてやはり、戻ってもらうつもりだったら番組タイトルを変えるようなことはしなかったでしょうからね。

 松本さんの離脱、二宮さんの卒業、それに伴う視聴率の急落、番組コンセプトの崩壊やキャスティングの難しさも重なり、番組は“このままでは厳しい”となっており、ここにきて、“下手したら年内での終了もあり得るのでは”とまでささやかれていますよ……」(前同)

 厳しい状況に陥っているとされる『だれかtoなかい』。松本復帰の前に番組は終わりを迎えてしまうのだろうか――。