9月にスタートする新番組『仮面ライダーガヴ』(テレビ朝日系、毎週日曜日午前9時~)の主演俳優が、7月26日に発表された。

 令和ライダー第6作目の本作で主演に抜てきされたのは知念英和(19)。2021年に大手芸能プロダクション・スターダストプロモーションが開催した第2回「スター☆オーディション」にて、応募総数1万5918件の中から選ばれたファイナリストの1人でもある、期待の若手俳優だ。

 今年1月クール放送のなにわ男子道枝駿佑(22)主演の『マルスーゼロの革命ー』(テレビ朝日系)で本格的なドラマデビューを果たしたばかりだが、『仮面ライダーガヴ』で”仮面ライダーガヴ/ショウマ”役で初主演を務めることになった。

 知念は、大人気俳優の志尊淳(29)を思わせる可愛い系イケメンであることから、X(旧ツイッター)を中心に早くも注目を集めている。

《ガヴの子可愛い系の顔立ちで素敵》
《主演の知念くん、めっっっちゃ可愛いな…!!!》
《ガヴの主人公バチクソ爽やかイケメンやないか》

 知念演じる『ガヴ』はお菓子をモチーフにしたカラフルでポップな仮面ライダーのため、“キャラに合ってそう”という声も少なくないほか、似た雰囲気の仮面ライダー俳優を例に出す声も多い。

《ここまで可愛い系の顔の主人公なのいつぶりかな?意外と犬飼くん(※17年放送『仮面ライダービルド』の犬飼貴丈/30)と似た顔かも…》
《今まで我が魔王(18年放送『仮面ライダージオウ』の奥野壮/23)とかタケル殿(15年放送『仮面ライダーゴースト』の西銘駿/26)とかわんこ系は居たけどこういう今風のうさぎ系みたいなのは居なかったな…新しいな…》

 知念はキャスト発表と同日公開の映画『仮面ライダーガッチャード ザ・フューチャー・デイブレイク』にも先行登場している。筆者も映画館で彼の芝居を見たが、笑った時の目の雰囲気が竹内涼真(31)に似ているとも感じた。竹内も『仮面ライダードライブ』(2015)で主演だった仮面ライダー俳優である。

 可愛い系――最近はNumber_i平野紫耀(27)やSnow Man目黒蓮(27)など、圧倒的なカッコ良さに加えて“可愛い”の要素が入っているタレントが“イケメン”のトレンドになりつつある。

 仮面ライダー俳優で言えば、『仮面ライダービルド』の1号ライダー・犬飼と2号ライダー・赤楚衛二(30)のコンビや、『ジオウ』の悪役(※ライダーではない)だった板垣李光人(22)、『ゼロワン』(2019)で主演だった高橋文哉(23)などが思い浮かぶ。

※画像は『仮面ライダーガヴ』の公式X『@GavvToei』より

 しかし、これは“仮面ライダー俳優の掟”を考えると当然なのかもしれない。数多くのイケメン俳優から、どんな掟でライダー俳優は選ばれているのか――シリーズに深く携わりオーディションにも立ち会っている脚本家・三条陸氏は2017年放送の『土曜あるある晩餐会』(テレビ朝日系)でこう話していたのだ。

「(仮面ライダーは)その時一番旬で、時代を感じさせるカッコいい人が選ばれる」

 また、バカリズム(48)がMCの番組『私のバカせまい史』(フジテレビ系)では23年、「モテる男のビジュアル変化史」というテーマが扱われたが、そこでは「研究結果を確信に変えるとんでもない証拠番組」として、『仮面ライダー』の歴代主演俳優のビジュアル変遷が紹介されたこともあった。仮面ライダー俳優=その時代のモテ男のビジュアル。

 つまり『仮面ライダーガヴ』主演の知念は、“時代の一番旬のイケメン”ということだからより期待は高まる。