夏真っ盛り。花火やキャンプと楽しいイベントが満載だが、そこで悩まされるのが「虫問題」ではないだろうか。

「軽く見られがちな虫刺されですが、実は深刻な病気を引き起こすことも。有史以来、人類を一番殺している生き物こそ蚊で、マラリアやジカ熱など様々な病気を媒介しています。日本には関係のない話と思うかもしれませんが、2014年には日本でもデング熱の国内感染が出ています」(医療ライター)

 刺されないよう、また痒みや腫れを早急に引かせるために良い手段はあるのか。

『蚊の対策がわかる蚊の教科書』(モストップ)の著者で医学博士の白井良和氏は、まずは蚊が寄りやすい3要素を知ることが大切だと語る。

「蚊が寄る3つの主な要因は上から『体温』『二酸化炭素』『水分量』。対策をすれば、刺されることもグッと減るでしょう。蚊避けに効果的なグッズも増えてきましたね」

 その筆頭として注目を集めているのが、ドイツ生まれの“虫刺され用ペン”こと『Bite Away』。即効性抜群と話題になっており、51度の熱が痒みと腫れを抑えてくれるという。記者も購入・使用して確認した。

 3~5秒押し当てると熱さに驚くが、痒みが和らいだ気がする。とりあえずそのまま放置。

『Bite Away』を虫にさされた箇所に押し当てる ※撮影/編集部

 すると3時間後には腫れが引き、痒みも全く感じなくなった。効果は確かにありそうだ。

蚊に刺された跡がみるみる治癒 ※撮影/編集部