■TOBE広報が旧ジャニ系列会社へ“禁断移籍”

 世界中を飛び回るNumber_iと人気急上昇中のIMP.のマネージャーが同じというのは業界的には考えられないことだという。前出の芸能プロ関係者は続ける。

「さらに、TOBEの広報、顔約な立場で滝沢氏の“右腕”として仕事をしていたA氏が、会社設立から1年も経たないうちに退社してしまったというちょっとしたゴタゴタもありました。A氏は過去に大手芸能プロダクションで勤め、そこから1社挟んで昨年夏頃にTOBEに入社。ところが、この春に同社を去ってしまったんです。

 電撃退社の理由は、アイデアマンで、次々と新たな挑戦をしていきたい滝沢社長のスピード感についていけなかった、とも言われましたね」

 さらに、TOBEを退社したA氏の再就職先が旧ジャニーズ系列の会社だというから穏やかではない。業界関係者の間では“禁断の移籍”だと物議を呼んでいるという。

「A氏の転職先というのが、圧倒的な人気でSTARTO ENTERTAINMENTをけん引するSnow Manが所属する『MENT RECORDING』なんです」(前同)

「MENT RECORDING」は2022年に設立されたレコード会社及びレコードレーベル。Snow Manのほか、20th CenturyKis-My-Ft2が所属しており、旧ジャニーズ事務所と同じ東京・赤坂の住所に本社がある。

※画像は「Snow Man/MENT RECORDING」の公式X『@SN__20200122』より

「少し前までTOBEの広報だった人物が、モロのライバル会社に移籍するなんて通常ではあり得ないこと。しかもA氏は移籍後、Snow Manの担当をしているそうですからね。今回の楽曲の誤配信の直前にあったこうした出来事も重なり、ファンはTOBEに対して疑心暗鬼になってしまうんでしょうね。

 それも、やはりNumber_iの凄まじいまでの人気、大活躍に、内部の体制が追いついていない、ということではないでしょうか。押し寄せるオファーをさばき、スケジュールの調整や実際の現場での対応、その他諸々の影響力の余波――スタッフ数が少なく、設立も間もないTOBEでは、目の前のことになんとか対応していくだけでいっぱいいっぱいというところなのかもしれませんね……」(同)

 Number_iを筆頭に契約アーティストたちが華々しい活躍を見せるなか、タッキー率いるTOBEは今、内部体制の強化が求められているようだ。