■「大河出演子役」は凶悪事件に関与で逮捕……

「黒田さんが過去のインタビューで《名や顔が売れていると、やましい考えを持った大人たちが甘い誘いをしてくるのはたしか》と語っていたように、子役として売れると周囲にちやほやされたり、とんでもない額のお金が入ってくるなど、それまでの生活が一変してしまうんですよね。

 親御さん含めて金銭感覚がおかしくなって金遣いも荒くなり、年相応の生活ができずに大人になってしまうというケースもあると。それにきらびやかな芸能界で一度仕事をし、その中だけで育ってしまうと一般の仕事に就けない、就きたくないとなってしまう人もいますね。

 もちろん子役出身者皆が波乱万丈というわけではなく、加藤清史郎さん(22)や芦田愛菜さん(20)、鈴木福さん(20)など、今でもタレントとして第一線で活躍している子役出身者も少なくありません」(前出のワイドショー関係者)

※画像は鈴木福の公式インスタグラム『@s_fuku_te』より

 2014年のNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』で主人公の幼少期を演じた若山耀人(20)が、栃木県那須町の河川敷で東京都内の夫婦の遺体が見つかった事件にかかわっており、5月21日に逮捕されたことも世間に波紋を広げた。

「若山容疑者は子役として『仮面ライダーウィザード』(テレビ朝日系)などに出演。大手芸能事務所に所属し、映画で主演を務めたこともありました。ところが、2020年に事務所を退所。高校卒業後は本人のSNSに飲酒や喫煙する姿が投稿するようになったといいます。

 逮捕直前は東京・渋谷のクラブを訪れ、VIP席で朝まで飲んで一晩で100万円使うこともあったとか。この3月に動画配信者の街頭インタビューに応じた若山容疑者が“好きな言葉”を聞かれ、“結局お金です。世の中は”と答えていましたからね。

 もちろん、若山容疑者の件は黒田さんたちとは比べ物にならない極端なケースですが、若くして芸能界で売れすぎることが必ずしも幸せにつながるとは限らないということですよね……」(前同)

 幼い頃に売れすぎたばかりに大人になる過程で受難の道を歩む――今後はそんな子役出身者が出てこないことを願いたいが。