現在の7月クールの連続ドラマで、放送の毎にファンを増やしていっている作品といえば、SixTONES松村北斗(29)も出演する『西園寺さんは家事をしない』(TBS系/火曜夜10時~)だ。8月6日に第5話の放送があったそんな人気ドラマの主役、松本若菜(40)にまたもや活躍の機会が――。

 7月31日、永野芽郁(24)と佐藤健(35)のダブル主演映画『はたらく細胞』(12月13日公開)に松本が出演することが発表された。

 映画『はたらく細胞』は清水茜氏の同名漫画(講談社)が原作の、人間の体の中を舞台に繰り広げられる“はたらく細胞”の物語。永野が酸素の配達員である赤血球、佐藤が細菌を容赦なく殺す白血球、そして松本は上品さとエグさを兼ね備えた免疫細胞のマクロファージを演じる。

 本作は、6月11日に都内で行なわれた製作発表会の時点で仮面ライダーファンから強い関心が寄せられていた。主演の佐藤は『仮面ライダー電王』(テレビ朝日系/2007)で主人公・野上良太郎を演じた特撮俳優であり、会見で「(『はたらく細胞』の現場は)今にも岩が崩れ落ちそうなところで、特撮以来の爆破をやったりとか」「変身してヒーローをやっていた時期がありますんで。人一倍そういうジャンルにはうるさい」と話していたからだ。

 そんな佐藤の出世作として有名な『仮面ライダー電王』は、実は今回出演が発表された松本の女優デビュー作でもあった。当時22歳の松本が演じていたのは佐藤演じる主人公・良太郎の姉で喫茶店ミルクディッパーの店長・野上愛理。佐藤とはお互いを「良ちゃん」「姉さん」と呼び合う仲の良い姉弟を演じていたのだ。佐藤は当時17歳だったこともあり、“頼りなくて不幸体質ながら芯は強い弟”を好演していた。

※画像は映画『はたらく細胞』の公式X『@saibou_movie』より

 いまや大スターとなった佐藤と“伝説の姉”である松本が『仮面ライダー電王』以来17年ぶりの共演。これに、特撮ファンが大沸騰しているのである。

《佐藤健さんが白血球役で松本若菜さんがマクロファージ役なの仮面ライダー電王過ぎる》
《佐藤健さんと松本若菜さんの再共演で野上姉弟(仮面ライダー電王)の再実現は胸アツ》
《ライダー熱が再熱したのが電王なので、白血球とマクロファージの野上姉弟だけでも観る価値があると思う》

 当時の役名にちなんだ《野上姉弟》がX(旧ツイッター)トレンド入りするほどの大盛況ぶりだったのだ。