■「気づいたら囚われていた」松下の魅力とは
田幸氏は「ファンになると思ってなかったのに気づいたら松下さんの魅力に囚われていた、という方が多いのではないか」と語る。
「松下さんは、『スカーレット』でのヒロイン・喜美子の髪をなでるシーンがとても生々しかったんですよね。朝ドラなので、けして直接的な描写があるわけではないのに、何とも言えないねっとりした色気を振りまいていて……。
一見、真面目そうで奥手っぽいルックスの松下さんが、性的なものを感じる生々しさを朝ドラに持ち込んだというギャップも相まって視聴者の心をつかんだのではないでしょうか。綾野剛さん(40)が『カーネーション』で演じた周防さん級のとてつもない色気でしたよ」(田幸和歌子氏=以下同)
綾野が『カーネーション』で演じた周防という役は、妻子のある身でありながらヒロイン・糸子が恋に落ちてしまう男性で、朝ドラファンから熱狂的な支持が集まっていた。