現在、地上波テレビでは現地時間の8月11日まで行なわれるパリ五輪の試合、ニュースが連日放送されている。8月4日にはフェンシング男子フルーレ団体決勝で日本がイタリアに勝利し、この種目では初の金メダルを獲得。フェンシング全体では今大会5個目のメダルで“メダルラッシュ”と話題になっている。

 そんな多くの国民が盛り上がっているパリ五輪の一方で、“ママ層”においてはあるバラエティ番組が話題となっていて――。

メイプル超合金カズレーザーさん(40)がMCの教養バラエティ番組『カズレーザーと学ぶ。』(日本テレビ系)が女性視聴者、とくに30~50代くらいのママさん世代の層に刺さりまくっているといいますよ。

 7月16日放送回を最後に特番やパリ五輪の中継で放送休止でしたが、8月6日に2週間ぶりに放送される。教養の要素が強い同番組は当初、インテリ層向けの番組だと考えられてきましたが、現在は女性の間でも非常に人気になってきているんです。視聴者層が広がってきたのも要因なのか、現在テレビ界が最重要視している13~49歳のコア視聴率が同時間帯でトップになることも珍しくありません」(放送作家)

『カズレーザーと学ぶ。』は、インテリ芸人のカズレーザーが「小難しい、でも知れば人生がちょっと変わる」という最新研究や学説を各界の専門家から学ぶ、新しいスタイルの“超ハードコア教養バラエティ”番組。2021年から4回のパイロット版を経て翌22年10月に現在の火曜夜10時枠でレギュラー化し、今年10月でレギュラー2周年を迎える。

「7月16日放送回もコア3.4%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)という好成績で、次点が『報道ステーション』(テレビ朝日系)の3.1%でした。この時間帯は『カズレーザーと学ぶ。』が始まる前は『報ステ』の一強状態だったんですが、最近は『カズレーザーと学ぶ。』が『報ステ』を食っている感じですね」(前同)

※画像は『カズレーザーと学ぶ。』の公式X『@kazutomanabu』より

『報ステ』は視聴者の生活に直結するニュースに加え、旬で勉強になる特集が組まれることも多い。その視聴層は、バラエティ番組やドラマを見ない人や知識欲のあるインテリ層が多いとみられ、その層が『カズレーザーと学ぶ。』に鞍替えしたところもあるのだろう。

「そして、ここにきて30代以降の女性層、特にママさん世代に大人気になってきていると。

『カズレーザーと学ぶ。』が取り扱うテーマは、株取引や令和の新ハラスメント、AI問題など多岐に渡りますが、美容に関する話題が掘り下げられることも多く、おそらくそれが30代以降の女性層に刺さっているんですよね。

 栄養学や生活習慣、細菌など生物学の最新情報を取り扱うテーマの際も、関連して“美肌につながる”とか“寿命が伸びる”といった、美容や健康と関係のある研究が出てくることも多いですからね」(同)