■TOBEの上層部が入れ替わり

 芸能プロ関係者は話す。 

「滝沢氏のWeibo更新は、中国ファンを意識したメッセージだと言われていますね。TOBEは創業から1年でいろいろと準備を進めて、今年いよいよ本格的な海外戦略を始めた。Number_i、そしてIMP.と着実に海外進出していて、国際的エンタメ企業として動き出した感もありますよね。そこでトップの滝沢氏自身も中国に飛び、しっかりと営業をすると。

 そして、こうした海外進出と関係しているのか――TOBEでは今、会社の上層部が大きく入れ替わり激震が走っているといいます」

 TOBEには、広報を担当していた人物・A氏がいたのだが、そのA氏が今春、あっさりと会社を辞めたというのだ。

「広報は芸能プロダクションにとってある意味、社長に匹敵するほど重要な仕事なんです。マスコミ対応、CMクライアント、得意先とのやりとりといった重要な役割を担う、“会社の窓口”ですからね。

 A氏は昨年夏頃にTOBEに入社し、今春退職した。つまり1年経たずに辞めたわけです。会社の顔的な人物が入社から1年経たず辞めるというのは、業界的に穏やかなことではないんです」(前同)

 会社の顔と言える社員が辞める――これだけでも社内はざわついただろうが、さらに驚きの人事があったという。

「TOBEの副社長、つまり、滝沢氏に次ぐナンバー2の役職に、新たに来たB氏が就任したといいます。

 TOBEがNumber_iらを世界へ売り出していくためにも、滝沢氏は歩みを止めることはできない。それを支えてくれる人材として、経験豊富なB氏を副社長に招き入れたようです」(同)

 滝沢氏は非常にやり手のアイデアマンだが、敏腕すぎるあまりに、下につくスタッフは彼のスピード感になかなかついていけないところがあるともささやかれている。

「滝沢氏はTikTokを利用して不定期にファンとコミュニケーションを図ったり、今回のようにIMP.のために中国の営業に赴いたり、フットワークも非常に軽いですよね。

 そんな滝沢氏はNumber_iだけでなく、所属タレント全員を売り出していきたかった。しかし、広報を務めていたA氏も辞めてしまった。それは、会社の体制が十分ではなかったということでしょう。

 それで新たに、副社長にB氏を迎え入れ、会社組織をより整備していくことで、さらに勢いを増していきたいのではないでしょうか」(前同)

 弊サイトは、TOBEに会社の人事について問い合わせたが、期日までに回答は得られなかった。

「TOBE それはこの時代に生きる全員が主役である」――このキャッチコピーを有言実行するために、滝沢氏は前進し続けていくのだろう。

(2024年4月27日公開)