■ゲリラ豪雨で濡れた洗濯物は――?

 汗ばむ日が多くなる夏は、洗濯物の洗い方にもコツがある。

「夏は汗をかくので、パンツやスカートはウエストまわり、シャツはえりや脇の下、背中などに特に汗がしみ込みます。気になるところに酸素系漂白剤(部分用)を洗濯前にスプレーしたり、洗剤と一緒に酸素系漂白剤を使ったりすると、汗による黄ばみやニオイの防止になります」(前出の花王の担当者)

 一度汗をかいた後、その後、涼しい室内に入るなどして汗がひくことがあるが、担当者は「かいた汗がシャツにはしみ込んでいますので、必ず洗ってください。ニオイや黄ばみの原因になります」とアドバイスする。

 洗う時も、場合によっては“裏返し”のほうがいいことがある。たとえば靴下だという。

「靴下は汚れている面を外側にして洗うことが基本です。表側が見た目に汚れていないような靴下は、直接肌に触れている裏側に皮脂や汗が付いているため、裏返して洗うとよいですし、表に泥汚れなどがついているときは、泥を落とすために裏返さずにそのまま洗う方がよいと考えます」(前同)

 最後に、ゲリラ豪雨に遭遇した場合。外でずぶ濡れになった洗濯物は、晴れて乾くまで物干し竿に“干しっぱなし”にしていてもいいのか。

「雨に当たってしまった洗濯物は、面倒でももう一度洗うことをおすすめします。雨はきれいな水ではなく、空気中の塵やほこりなども含まれているため、乾いても汚れが付着している可能性があります」(同)

 清潔な衣類を身につけて毎日、気持ちよく過ごしたい。

取材協力:花王「My Kao くらしラボ」
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