■中丸問題へ先陣を切ったのはTBS

 創業者であるジャニー喜多川氏による不祥事が原因で、23年10月にジャニーズ事務所は消滅。後にマネジメント部門はSTARTO ENTERTAINMENTへと組織変更がなされた今、各局のワイドショー番組は中丸のアパ密会をどう報じたのか。

 まず、8月7日に『文春オンライン』による記事が配信された直後、早々に中丸問題を取り上げたのは午後のワイドショー『ゴゴスマ~GOGO!Smile!~』(TBS系)だった。

「番組が始まってすぐのコーナーで取り上げられると、元『週刊文春』記者でジャーナリストの中村竜太郎氏のオンライン出演を含め、約10分間にわたってコメンテーターがそれぞれ私見を述べました。

 ちなみに同時間帯、『ゴゴスマ』のライバル番組である『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)はこの問題をスルー。この日、踏み込んだメジャー番組は結果的に『ゴゴスマ』のみとなりました」(前出の女性誌記者)

 一夜明けた8日になって、日本テレビ系『ZIP!』『DayDay.』、テレビ朝日系『羽鳥慎一モーニングショー』がこの問題に触れたものの、コメンテーターによるコメントは一切なかった。

「『ZIP!』は中丸さんが謹慎することと事務所のコメントを紹介したのみ。放送時間は1分半ほど。『DayDay.』と『モーニングショー』は謹慎発表についてのみを報じ、それぞれ1分、20秒という短さでしたね」(前同)