■明らかに無理をしている弥生・有村架純
「今回、夏の母・ゆき子(西田尚美/54)が、再婚相手の息子・大和(木戸大聖/27)と最初はうまくいかず、亡き実母に嫉妬していたなど、自分の経験を弥生に重ねて語るシーンがありました。そこで、ゆき子は《私は夏がいるから大丈夫》だったと振り返り、自分とは違う立場の弥生はこの先、ツラくなると心配していました。
夏はこれまで弥生の優しさに甘えて、弥生のツラさにまったく気づかないまま。今回も、津野が水季のことをよく知っていてうらやましいと、現在の恋人に対して無神経すぎる発言をしていて、弥生には相当のストレスがかかっているはずです。それもあって、弥生がこのままスムーズに、夏と海と家族となれるとは思えない視聴者が多いのでしょう」(ドラマライター/ヤマカワ)
後半の弥生と津野との会話シーンでは、弥生に「母親になりたい」と言わせたうえで、過去の水季と津野の会話シーンをリンクさせながら、「《母性=無償の愛》みたいに言われるが、子どもを愛せない母親なんていっぱいる」などと、母性を否定するセリフがあった。これも、弥生と夏の別れを予感させる。
「次回、実父・溝江基春(田中哲司/58)との再会をきっかけに、夏が本音をぶちまけます。夏、海、弥生の3人での家族の形を作ろうとしているのが、夏へのプレッシャーになっていたのは明らかなので、《無理しなくていいよ》と、弥生がいったん身を引く可能性は十分にあります。そして、距離をとったうえで、関係を冷静に見直す流れになるのかもしれません」(前同)
次回予告では、弥生が津野に「月岡くん、優しいんです、本音、言えなくなってます」と明かし、津野が「生きづらそうな性格ですね」と応じるシーンも。そんな弥生が、本音を明かした夏に対し、どう対応をするか注目したい。