約2週間後の8月31日、9月1日、日本テレビ系では毎年夏恒例の超大型特番『24時間テレビ47 愛は地球を救うのか?』が放送される。以前から賛否両論ある番組として知られるが、今年は昨年起きた大不祥事や社会情勢から、例年以上に大荒れとなっている。

 2023年11月、日テレの系列局である日本海テレビの経営戦略局の局長(※懲戒解雇済み)が『24時間テレビ』の寄付金や会社の売り上げを着服していたという不祥事が発覚。元局長は今年の7月22日に業務上横領の疑いで書類送検されている。

 また、今年はお笑い芸人のやす子(25)がランナーを務めるチャリティーマラソン企画には以前から“真夏にマラソンをさせる必要はあるのか”という声はあったが、今年は連日の猛暑から例年以上に「あまりに危険」という声も多い。

※画像は『24時間テレビ』の公式X『@24hourTV』より

 そして今年の『24時間テレビ』は、相葉雅紀(41)が「保護犬トリミング」のコーナーに出演する以外は、STARTO ENTERTAINMENT――旧ジャニーズのタレントの出演が発表されていないことも、大きな注目を集めている。

「『24時間』は、旧ジャニーズ事務所と超蜜月とも言える関係の深さが有名ですよね。03年のTOKIOから23年のなにわ男子までずっと旧ジャニーズ所属のタレントがメインパーソナリティーでした」(制作会社関係者)

 昨年、事務所創業者のジャニー喜多川氏(享年89)の加害問題が大きな騒動となり、9月に事務所が正式に加害行為を認定。「ジャニーズ事務所」は消滅し、タレントのマネジメントはSTARTO社に移行されることとなった。

 そんななか、今年の『24時間テレビ』はメインパーソナリティー枠を廃止する運びとなったのだ。

「番組恒例のスペシャルドラマにも、旧ジャニーズのタレントが積極的にキャスティングされていましたよね。今年は伊藤淳史さん(40)を主演に、芸能界のレジェンドである大将・萩本欽一さん(83)と萩本さんの妻の物語、スペシャルドラマ『欽ちゃんのスミちゃん~萩本欽一を愛した女性~』(8月31日午後9時頃)が放送予定。ですが、これもSTARTO社タレントは起用されないといいますね」(前同)

『24時間テレビ』内ドラマは、KAT-TUN亀梨和也(38)が06年放送の『ユウキ』で主演を務めてから、23年放送のなにわ男子・道枝駿佑(21)が主演を務めた『虹色のチョーク 知的障がい者と歩んだ町工場のキセキ』まで、ほぼ毎年旧ジャニーズタレントが主演を務めてきた。

 22年放送の『無言館』は俳優の浅野忠信(50)が主演だったが、メインキャストには旧ジャニーズに所属していたIMP.影山拓也(27/23年5月退所)が出演していた。

 前出の制作会社関係者は言う。

「今年の『24時間』に旧ジャニーズの相葉さん起用が早々に発表された理由は、今回の『24時間』の総合演出が相葉さんMCの動物番組『嗚呼!!みんなの動物園』の総合演出を手掛けている方だから、と言われています。つまり、制作の一番の責任者と深い関係があるからですが、同時に、相葉さんには『24時間』で保護犬トリミングを7年間続けている実績もありますからね」