コロナの猛威以外にも、様々な感染症の流行がニュースになっている。
「厚生労働省は、これを受け、手洗いなど基本的な感染症予防対策を呼び掛けています」(医療ライター)
そんな中、見落としがちだが、意外と効果的な対策が「爪を切る」ことだという。
全国の養護学校、看護学校で爪のケアを指導している『日本フットケア協会』代表の室谷良子氏は、爪切りの重要性についてこう話す。
「正しい爪のケアは、指先のケガを守り、ばい菌が侵入するのを防いでくれます」
“自己流”で行っている人がほとんどかと思われる爪切りだが、室谷氏によれば、実は注意すべき点があるという。
「爪を切る際に大事なのは“指の働きをスムーズにする”という意識を持つことです。爪は物をつかむ際の支えとなります。爪がないと指先に力が入らなくなり、物をうまくつかむことができなくなります」
爪の切り方にも意識すべきポイントがあるという。
「爪の根本を軸に、中心を定めて切ることが重要です。その後、左右均等に丸みをつけながら何回かにわけて切ります。1本の爪につき最低3回、できれば5~7回に分けて切ると良いでしょう。
切る時は、爪と爪切りの断面が直角になるように切ります」(前同)