■第一印象は最初の「6秒」で決まっている
ファッションは服装ばかりにとらわれがちだが、「ベルト」「靴」「カバン」など小物にも要注意だという。
「ベルトは1本を使い回す男性も多く、実はボロボロということがよくあります。靴も同様です。また最近は通勤時にリュックを愛用する人も多いようですが、それをそのままデートでも使うのは避けたいところ。女性は通勤用、デート用、アウトドア用などバッグを変えるものですから、男性もTPOに合わせてほしいなという声もよく聞きます」(前出の植草さん)
【第一印象は最初の6秒で決まっている】
植草さんによれば、結婚相談所の場合、マッチングから1回目のデートに漕ぎ着けられる割合は3割、2回目のデートに進めるのは、さらにそのうちの3割。ちなみに初回デートでの脱落は「最初の6秒」で決まるのだという。
「最初の6秒で、人の印象は決まります。印象に残る内訳は、視覚が55%、聴覚が38%で、残りの7%が話の内容。つまり9割以上は目と耳からの情報です。挨拶の表情、笑顔、声のトーン、話し方、清潔感、TPOに合ったファッションかどうかといったことです」(前同)
なぜ初回デートが重要かといえば、マッチングアプリや結婚相談所では、“お相手”は他にもいるからだ。初回で失敗すれば、2回目はないことを心してデートに臨みたいところだ。
植草美幸
千葉県出身、青山学院大学 経済学部卒業。結婚相談所マリーミー代表、恋愛・婚活アドバイザー。1995 年に、アパレル業界に特化した人材派遣会社、株式会社エムエスピーを創業。そこで培われたコーディネート力と実績を活かし、2009 年、結婚相談所マリーミーをスタート。
業界平均 15%と言われる成婚率において、約 80%の高い成婚率(※)を誇り、成婚件数も 1000 件以上を数える。「自分を知ること」「自分の婚活市場価値を知ること」「相手の心理を知ること」の 3 つを軸に、時に辛口で行うアドバイスには定評があり、地方自治体からも恋愛・婚活の専門家として講演依頼を多数受けている他、 報道番組などでも密着されている。 (※) 成婚退会者数÷全体退会者数で算出