■国内人気に陰りが出ているなにわ男子

 道枝は今年7月27放送の『アナザースカイ』(日本テレビ系)に出演した際にアジアツアーを目標に掲げていたが、まずは国内で会いに行けていないファンに会ってから、と語っていたことも“約束を守れていない”とする声に拍車をかけている。

V6SMAPなど、人気グループのアジア公演は旧ジャニーズ時代から行なわれてきたことではありますが、STARTO社はK-POPアイドルのように、よりアジアや世界を強く意識したグローバル戦略でグループを売り出していくと考えられています」(芸能プロ関係者)

 STARTO社の社長である福田淳氏(59)は4月27日、現在活動休止中のKAT-TUN中丸雄一(40)のYouTubeチャンネル『中丸銀河ちゃんねる』に出演した際、「アジアは隣なので最優先ですけど、その次は南米かなと思っています」と公言している。

「現実問題として、大人気のK-POPグループが多数進出してきている国内だけで活動していては、売り上げ、ビジネス面では限界がありますよね。グループのさらなる発展のためにも、K-POP勢のようにアジアをとっかかりに、世界に打って出ていく必要がある。

 加えてなにわ男子の場合、国内での人気に陰りが出始めているところもありますから、より販路を拡大したい、という思いは強いのではないでしょうか」(前同)

 なにわ男子は昨年、熱愛スクープが立て続けに報じられ、CDの売り上げが下落傾向にある。

 23年8月に西畑大吾(27)が読売テレビの足立夏保アナ(25)と、9月に長尾謙杜(21)が元セクシー女優と、11月に高橋恭平(24)が人気グラビアアイドルで女優の黒木ひかり(24)と3連続で熱愛が報じられ、ファンはドン引き。

 熱愛発覚前に発売された4thシングル『Special Kiss』(23年3月8日発売)の初週売上が51.6万枚(『オリコン』調べ)だったのに対し、西畑と長尾の交際発覚後に発売された5thシングル『Make Up Day/Missing』(9月13日発売)は初週売上39.4万枚に大幅ダウン。さらに高橋の熱愛発覚後に発売された6thシングル『I Wish』(11月15日)は初週37.0万枚とさらに落ちている。

※画像はなにわ男子の公式X『@728_Storm』より

「そこに来てのアジアツアー発表や、道枝さんの中国コスメ広告塔の就任。よりなにわ男子の国外路線が加速していると感じるファンが出るのもやむをえないところはあるでしょう。多くのファンはグループのアジア進出を祝福しているようですが、強いモヤモヤを抱えているファンも少なからずいる、ということですね」(同)

 マネジメントが変わり、売り方に変化が出つつあるなにわ男子。ずっと応援してくれている国内ファンが納得するような活動が今後、できるだろうか――。