庶民の味方、回転寿司。本来なら高級料理の握り寿司を、安価に楽しめるのが人気の理由だ。

「豊富なサイドメニューも魅力の一つ。酢メシと生魚に飽きたら、唐揚げやたこ焼きを注文できる気軽さも、回転寿司のいいところです。これは、高級店ではなかなかできませんからね(笑)」(グルメ誌記者)

 そこで本サイトは今回、回転寿司店の「麺」メニューに注目。識者の協力のもと、4大回転寿司チェーンで実食調査すると同時に、管理栄養士の望月理恵子氏の協力を仰ぎ、味と栄養バランスの2面から「絶品麺」を徹底評価した。

 まずは、くら寿司の『えび天うどん』(税込み430円/274キロカロリー)。

「エビは歯ごたえのあるプリプリとした食感。優しい関西風のツユにほどよい量の麺で、寿司の合間の“小休憩”にはピッタリの味です」(前出のグルメ誌記者)

 天ぷらは、油や衣の脂質を気にする向きもあるが、

「多少の脂質は満腹感にもつながりますし、アルコールの吸収を抑えられます」(望月氏)

 同じエビでも、スシローの『濃厚えび味噌ワンタンメン』(税込み390円/349キロカロリー)はまた違った趣きが味わえる。

「エビのうまみが濃く溶けたスープは重厚な味わいで、ワンタンは腹持ちもいいです」(回転寿司マニア)

 財布の中身が心もとないときに、腹をふくらませるにはもってこいなのだ。ただし、カロリーが高い点は要注意だ。

「麺とワンタンで、他の麺類よりも糖質が高め。事前に低糖質な茶碗蒸し(税込み240円=103キロカロリー)などを食べておきたいですね」(前出の望月氏)