京都府南丹市のゴミ処理場に生ごみを積んだ自家用車が続々。そんなニュースがネットで話題に――。
同市ではゴミ出し用の袋が指定され、大袋で1枚79円。一方、スーパーのレジ袋などに詰めて処理工場に直接持ち込めば、高い指定ゴミ袋を買わずに済む。ゆえに、自家用車で直接ゴミ出しをする家庭があるのだという。
東京23区でもかつて推奨ゴミ袋が導入されていたが、あくまで”推奨“。その後廃止され、いまでは半透明状のものなら、基本的に、制約はない。ゴミ収集会社で清掃員としても働くお笑いコンビ・マシンガンズの滝沢秀一氏(47)が言う。
「だから、『ドン・キホーテ』が近くにある地域は、みんなドンキの“黄色い袋”を使いますね。迷惑なのは、クリーニングで返ってきた衣類にかぶせるカバーや、100円ショップの袋。薄いから、持ちあげるとすぐに破けてしまうんです」
しかし、23区のようにゴミ処理手数料が事実上“タダ”なのは少数派。
ゴミ問題に詳しい山谷修作・東洋大学名誉教授によると、全国の市町村のうち、66%で有料ゴミ袋を導入しているという。ただ、ゴミ袋の料金は市町村によってまちまちだ。