■CD売上やドラマの視聴率は大幅ダウン

 木村の数字減――具体的なところで言えば、CDの売り上げがある。

 木村はソロで、1stアルバム『Go with the Flow』(20年1月発売)、2ndアルバム『Next Destination』(22年1月発売)、そして8月14日発売の3rdアルバム『SEE YOU THERE』と3枚のアルバムをリリースしている。

 毎回豪華な楽曲提供アーティストが話題を集めていて、先の『SEE YOU THERE』はAI(42)、明石家さんま(69)、Uru、久保田利伸(62)、竹内まりや(69)、KinKi Kids堂本剛(45)、SUPER BEAVER・柳沢亮太(35)、吉田拓郎(78)の8名の人気アーティストが名を連ねていたが――。

「『SEE YOU THERE』は、『オリコン』のアルバムランキングで初週5万5199枚で推定売上枚数1位ではあったのですが、1stアルバムは初週12万6831枚だった。つまり、売り上げが半分以下に落ちてしまっているということです。ただ現代の音楽業界は配信が中心で、CDが売れない時代になっていることを考えると健闘はしているのですが……」(前出の芸能プロ関係者)

 また、木村は“視聴率男”と言われ続けてきたが、これにも陰りが出始めている。最新の主演作でテレビ朝日開局65周年記念作でもあったドラマ『Believe―君にかける橋―』(テレビ朝日系/24年4月期)は、世帯平均視聴率10.3%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)で2桁はキープしたものの、全9回中6回は世帯9%台。

 何よりも現在、テレビ界が最重要視している13~49歳のコア視聴率は1%台後半から2%台前半という大変寂しいものだった。

※画像は『Believe-君にかける橋-』の公式X『@believe_tvasahi』より

「木村さんは大スターですが、もう51歳。コア視聴率のターゲットである若い層の数字が取れないのはやむをえないところはありますよね。

 その一方で、“主演・木村拓哉”の作品はまだ途切れる様子はない。今冬には、『グランメゾン東京』(TBS系/19年10月期)の続編スペシャルドラマと、後日談映画『グランメゾンパリ』が控えていますね」(前同)