8月27日放送のお昼のバラエティ番組『ぽかぽか』(フジテレビ系)に、俳優の筒井道隆(53)が出演。長年の“盟友”である木村拓哉(51)に言及し、番組を盛り上げた。

「木村さんは、31年前に放送された筒井さんと石田ひかりさん(52)のダブル主演ドラマ『あすなろ白書』(フジテレビ系/93年10月期)に、三番手の取出治役で出演していたことで有名ですよね。女性を後ろから抱きしめる“あすなろ抱き”や、たびたび木村さんのモノマネ芸に使われる“俺じゃダメか?”というセリフも、『あすなろ白書』が元ネタです」(女性誌編集者)

『ぽかぽか』にて筒井は、木村と『風間公親―教場0―』(フジテレビ系/23年1月期)で30年ぶりに共演を果たした際の現場を振り返った。

 木村自身は気さくだったが、周囲が木村を大御所のように扱っていることに「あれ、良くないですよ。寂しいと思いますよ。なんかそんな気がします」と木村の心情を推察。そして木村に対して「トメ(出演者テロップで最後に名前が出る重要な役)とかやればいいのに。主演じゃなくてって思う。二番手とかやると視点が変わるから楽しいと思う」と、あえて主演以外のポジションをやった方が良いと言及し、木村へ熱い思いを吐露していた。

※画像は『ぽかぽか』の公式X『@lets_pokapoka』より

 筒井の発言に賛同する声は多く、

《ずっとそう思ってるけど結局周りが変わらないとダメなんだよね》
《いや正直キムタク二番手は観たい普通に主演じゃなくて味のある脇役とか犯人役とかそんなに出張らない師匠役とか観たい》
《その通りなんだよね。主演でやるとどれも「あのキムタク」的な演技が目立っちゃうし。本人がそれを望まないのかな…?》

 といった声がX(旧ツイッター)に多く寄せられているが――芸能プロ関係者は言う。

「“平成を抱いた男”というフレーズがあるように、木村さんは言わずと知れた絶対的なスーパースターですよね。そのため本人以上に周囲が木村さんをスーパースターの位置に置き、それが前提でビジネスを進めているところはあるでしょう。そして、プロ意識が高く、業界がどう成り立っているのかも熟知している木村さんはそれに全力で応じ続け、今があると。

 アラフィフとなった現在は、かつてと比べれば数字が落ちているのがリアルなところですが、仕事は絶えない。求められる役割に徹し続けるしかないという、つらい立場でもある気がしますね」