8月27日放送の明石家さんま(69)のバラエティ番組『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)に、パリ五輪のスポーツクライミング女子ボルダー&リードで4位入賞した森秋彩選手(20)が出演。爆笑コメントを繰り出し、大沸騰となっている。

「27日放送回の『さんま御殿』の収録は、8月11日(現地時間)のパリ五輪閉幕から間もなかったようです。番組開始の時点で森選手は帰国して羽田空港に到着したばかりだと紹介されていて、番組には途中からの参加となりました。オファーも収録前日だったことを明らかにしていて、本当に緊急参戦だったそうです。

 森選手については大きな話題になる出来事もあっただけに、注目していた視聴者は多かったですよね」(女性誌編集者)

 森選手は以前から、ジムで想像外のパワフルな試技をこなす姿がインスタグラムで紹介されることがあったほか、キュートな笑顔が魅力的な期待の若手選手としてファンが多く、パリ五輪でもメダル獲得を期待されていた。

 しかし、10日に行なわれたスポーツクライミング女子複合決勝で、森選手は135.1点で4位となり、惜しくもメダルを逃してしまう結果に終わった。そして、その最たる理由は、第1課題最初のホールドが森選手の身長154センチでは届かない場所に配置されていたことだったため、身長差による“アジア人いじめ”、“アジア人差別”などと海外メディアでも報じられる事態となったのである。

 森選手は4位という結果について競技直後に「かなり悔しい思いが強いですけど、なるべくしてなった成績」とコメントしていたが、今回の『さんま御殿』で決勝の件にあらためて言及。

「(ホールドが)高いなと思ったんですけど……スタート。でも、自分の脚力があれば行けると思った。自分の実力不足です」

 とキッパリ認め、さんまの「世界のルールやもんな」との声にも「はい」と同意。“アジア人いじめでは”と寄せられていた声を一蹴したのだ。

※画像は森選手のスポンサーをしている『牛乳石鹸』の公式X『@cowsoapcp』より

「番組内でフットボールアワー後藤輝基さん(50)も、“普通なら高過ぎるとか、悪態つきそうなところ”と感心していました。森選手の言葉には一切の言い訳はなかった。世界トップで戦う人の強い矜持を感じさせますよね。腕に乳酸を溜めず全身で登頂するテクニックの話を論理的に解説する、一流アスリートの姿も見せてくれました。

 その一方で、森選手は『さんま御殿』のスタジオに到着後、出演オファーを“さんまさんにも会えるみたいだしー”とノリノリで引き受けたことを明かしたり、バラエティトークもとても面白くて、大活躍でした」(前同)