松本若菜(40)主演、SixTONES松村北斗(29)がお相手役の連続ドラマ『西園寺さんは家事をしない』(TBS系/火曜夜10時~)の勢いが止まらない――。

 ドラマ『西園寺さん』は、松本演じる“家事をしない”西園寺一妃と、松村演じるシングルファーザー・楠見俊直、そして倉田瑛茉(4)演じる娘のルカの3人が偽家族として心を通わせていく姿を描くハートフルなラブコメディ。8月27日の第8話は終盤に楠見が見せた“優しい涙”が大いに注目を集め、話題沸騰となっている。

※画像は『西園寺さんは家事をしない︎』の公式X『@saionjisan_tbs』より

【以下、『西園寺さん』第8話までのネタバレを含みます】

 第8話で西園寺さんは津田健次郎(53)演じる横井和人と交際をスタートしたが、楠見にもかつて恋愛感情があった。楠見も西園寺さんへの恋心を自覚し、2人は微妙な関係に。一方で楠見は1年前に病で亡くなった松井愛莉(27)演じる妻・瑠衣の存在が心に残り続けており、振り切れなくて――と、人間関係が大きく進展していた。

 さらに、第8話では太田莉菜(36)演じる、楠見夫婦の友人だった女性・橘エリサも活躍。妻・瑠衣が死後1年経ったら渡してほしいとエリサに託していた数式のファイルを楠見に渡したことで、物語はさらに大きく動き出した。

 エリサが楠見に渡したのは、楠見夫婦が長年解きたいと思っていた数式のヒントであり、楠見は瑠衣のメモを頼りに最後まで数式を解く。楠見夫婦は2人とも、数式を解くのが好きだった。「先へ進みなさい」と数式が脳に語り掛けてくるような感覚を味わえるからだ。そして、瑠衣が託した数式は、解いてくれれば楠見の気持ちが変わり「先に進める」ことを確信してのメッセージだったのだ。

 そして、数式を解けた楠見は急いで西園寺さんの家に向かい、いつもの理路整然とした言葉遣いとはかけ離れた、要領を得ない言葉で気持ちを爆発させる。

「僕は瑠衣が好きです。出会った時から、亡くなってからも、ずっとずっと。

 でも、瑠衣は、数式を解く手がかりをエリサさんに残してて、それを1年後に渡してくれって頼んでて……すみません、何言ってるかわかんないですよね。(略)数式を解いたら、先に進めるんだって、先に進むしかないんだって、わかってて、だから僕……でも瑠衣は、それわかってて僕に。それがうれしくて、悲しくて。そしたら、どうしようもなく、話したくなったんです。西園寺さんに。このごちゃごちゃしたもの全部、話したくて」

 思いのたけを伝える楠見を西園寺さんは抱きしめ、楠見は「話したくて、話したくて」と西園寺さんの腕の中でただただ涙を流すのだった。