■草なぎと香取が出演した05年の『24時間』は伝説的な記録が

 寄付金着服で番組は信頼を落とし、数字を持つSTARTO社タレントがほぼ起用されず、台風も直撃の可能性が――今年の『24時間テレビ』は三重苦の状況にある。それだけに、番組サイドとしては香取と草なぎの人気に期待しているところはありそうだ。

「今回『24時間』で “共演”する香取さんと草なぎさんは、2005年の同番組でも2人でメインパーソナリティーを務めていましたが、その年の『24時間』の平均世帯視聴率は19.0%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)で、瞬間最高視聴率は41.8%。歴代最高視聴率として、現在まで伝説は破られていません。

 そして、05年の『24時間』のエンディングでは中居正広さん(52)、木村拓哉さん(51)、稲垣吾郎さん(50)も登場し、SMAPの5人が勢揃いする演出も大盛り上がりでした。日テレとしては、“しんつよ”に加えて、さらなるSMAPメンバーの登場も期待しているのではと……」(前出のワイドショー関係者)

※画像は『24時間テレビ』の公式X『@24hourTV』より

 香取、草なぎ、稲垣は2016年末SMAPの解散、その後のジャニーズ退所後も「新しい地図」として共に活動を続けていることもあり、《慎吾君のキャスティングで、吾郎さんかつよぽんか関わるだろうな。とは思った》というファンの声も寄せられている。

 20年3月末に独立した中居も、香取とは昨年4月30日放送の『まつもtoなかい』(フジテレビ系/現『だれかtoなかい』)で、2017年4月22日に放送された『SmaSTATION!!』(テレビ朝日系)以来、およそ2200日ぶりの共演を果たし、世間を沸騰させたことは記憶に新しい。

「木村さんはまだ香取さんらとの不仲説がある一方で、中居さんは日テレのレギュラー番組『世界仰天ニュース』が今年で23年目。日テレとの関係も間違いなく深く、以前に比べると明らかに元SMAP同士の共演のハードルは低くなっているところはあって、日テレ関係者でなくても出演を期待したくなりますよね。

『24時間』に対して今、疑問や嫌悪感を抱いている人は多くいますが、元SMAPのメンバーに理由のない批判が飛ぶことはない。それくらい彼らの好感度は高く、事実として、Xでは今回の“しんつよ共演”の発表で“ドラマだけでも見てみようかな”と『24時間』に対する態度を軟化させている人もいますからね。

 日テレとしても、看板番組の窮地に、過去最高の視聴率を叩き出している伝説のグループのメンバーに期待するところは大いにありそうですが、香取さん、草なぎさん以外の登場は果たして……」(前同)

 さまざま逆風に吹かれる『24時間テレビ』だが、救うのはSMAPなのかも――。