■『占拠』シリーズの続編に暗雲が

『笑うマトリョーシカ』には視聴者からの、

《ドラマファンの方にお伺いしたいです。私、あんま離脱しないのですが…#笑うマトリョーシカ ど、ど、どうですか…?5話から全然見る気になれない…》
《手がかりが簡単に見つかりすぎ、謎が簡単に繋がりすぎ、主人公が疑惑を説明しすぎ(略)wowwow社会派ドラマを見慣れてるとつまらない》

 といった厳しい声が、ネット、SNSに多く寄せられている。

 同ドラマは複雑な人間関係が絡み合う連続ストーリーのため、1回でも見落とした人や、途中から見始めた人には楽しめない作風であることも、視聴率不調に影響していると考えられそうだ。

 そして、メインキャストである櫻井の演技に対しても、

《櫻井翔は口を尖らせて棒読みセリフ…内容はまあまあなのになぁー残念だな》
《周りの役者がうますぎるから櫻井翔の大根役者っぷりがハンパない》

 などなど、こちらにも厳しい指摘の声が寄せられている。

「『笑うマトリョーシカ』の櫻井さんには、不気味で本心が分からない感じが役柄に合っていると評価する声がありますが、以前から櫻井さんの演技には“棒読み”“下手”と指摘する声が一定数あり、今回もそのイメージを覆せていない状況にあるとも言えます。

 何より櫻井さんは主演ではないですが、物語の中心のポジションですし、制作サイドも櫻井さんには視聴率面を期待してキャスティングしたところはありますよね。厳しい言い方になりますが、演技力がずば抜けて良いわけではなく、視聴率を獲得できているわけでもない――『笑うマトリョーシカ』は俳優・櫻井翔の力は発揮できなかった作品、と位置付けされそうです」(前出の制作会社関係者)

『笑うマトリョーシカ』が不調の一方、櫻井には『大病院占拠』(日本テレビ系/23年1月期)と『新空港占拠』(24年1月期)――櫻井演じる刑事・武蔵三郎が占拠された施設を舞台に武装集団と戦う『占拠』シリーズがあり、数字面も好調だったが、こちらも不穏な展開を迎えているようだ。

※画像は『潜入兄妹』に引き継がれた『占拠』シリーズの公式X『@dbs_ntv』より

「『大病院占拠』は従来のイメージと違う泥臭い櫻井さんの演技や、ツッコミどころ満載の少々雑なCGが大バズリしてヒット。続編の『新空港占拠』はマンネリ化を指摘する声もありましたが、2作とも最終回が同クールでコア視聴率1位を記録する人気ドラマでした。

 5か月前に放送された『新空港占拠』の最終回及び、その後の公式SNSでは、続編を示唆する演出もあったため、前の2作と同じく25年1月クールの続編や映画化に期待する声も多かったのですが……雲行きが怪しくなりつつあります」(前同)