■批判コメントの根底にあるのは“超蜜月”に対する不信感か

 増田は番組終盤の夜8時30分ごろに、俳優の高橋文哉(23)、お笑いコンビ・見取り図盛山晋太郎(38)の3人で事前告知なしに登場。チャリティーランナーを務める芸人・やす子(26)に応援コメントを送ったほか、やす子がゴールする300メートル手前の地点で合流し、一緒に走った。

 増田らはやす子と同じ『ぐるぐるナインティナイン』内コーナー「ゴチになります!」のレギュラー。共演者が応援に駆けつけるのは、局総出の特番として極めて自然な演出だろう。

 このように、相葉、高橋、増田は『24時間テレビ』にSTARTO社どうこうではなくタレント個人として出演していたようにも見えるが、それでも彼らの起用に反発する声は非常に多い。

《なんで今年24時間テレビにジャニーズ出ないってニュースになったのにジャニーズ事務所から3人も出たじゃんどういうことですか?》
《結局ジャニーズ出すしかない24時間テレビおもろいないつまで擦り寄ってくるんだ》
《ほんと24時間テレビ嫌いすぎるジャニーズ切ったくせに結局出すのかよ》

 といった厳しい声が多く寄せられ、Xは沸騰。エンディングで恒例の『サライ』を合唱する際は、高橋がチャリティーランナーのやす子の隣――かなり目立つ場所にいたため《メインパーソナリティ海人だったっけ?www》という声も寄せられていた。

「ジャニー氏の問題を経て、ずっと続いてきた旧ジャニーズ事務所と『24時間』の“超蜜月”感、さらに言えば癒着感の気持ち悪さが、いよいよ爆発してしまった、ということではないでしょうか。同社所属のタレントがずっと『24時間』のメインパーソナリティーを務めてきただけではなく、2019年にはジャニー氏の逝去を受けて、特別追悼企画が行なわれるほどでしたからね。

 そのため、今回の『24時間』に出演したSTARTO社タレントには“出る理由”があっても、視聴者からは強い反発の声が上がってしまった、ということではないでしょうか」(前出のワイドショー関係者)

※画像は『24時間テレビ』の公式X『@24hourTV』より 

 旧ジャニーズ、現STARTO社のグループ、タレントが出演しなくても成立することが証明されたようにも思える今年の『24時間テレビ』。両者の蜜月関係には依然厳しい目が向けられているが、果たして、来年はどんな出演陣と内容になるのだろうか――。