■目黒はブログで報道を否定も…

 この現場での不協和音を伝える報道に対して、目黒は31日昼に事務所の公式ブログを更新。スタッフや現場は「みんな優しいし穏やか」であることを綴り、「休養の理由も原因も そこじゃないのは間違いない」と、報道を否定する内容を投稿したのだ。

「ブログ内では、体調不良の理由が多忙による睡眠不足だと、ほのめかすような言葉もありました。

 そんな目黒さんは、スタッフの空気感などとは関係なく、人見知りしやすいタイプだと言われていて、2年前の大ヒット作『silent』の際も、座長の川口さんが現場を盛り立てようとコミュニケーションを取っていた際に、“ちょっと集中したい”と楽屋にこもることもあったと言われていますね。

 もっとも、『silent』は目黒さんにとって初めて大役を任された作品だった。芝居に集中したいという思いも人一倍強かったでしょうから、仕方のない話だとは思いますが……」(前出の女性誌編集者)

※画像は『silent』の公式X『@silent_fujitv』より

 目黒のために『silent』のスタッフが再集結して『海のはじまり』が制作されたことからも、目黒とスタッフとの関係は現在も決して悪くはないのだろうが――制作会社関係者は言う。

「人間関係はともかく、現場は最高気温30度超えの日が続く真夏日の連続。体力面で過酷だったことは事実ではないでしょうか。撮影が長いとも報じられている『海のはじまり』ですが、制作陣もこだわりが凄いといいますし、制作会社も美しい映像を撮るためにとても丁寧に仕事を進める会社なんですよね。それで撮影時間が長くなっているのでしょう。

 このようにスタッフも目黒さんも『silent』を超える作品を目指して撮影に臨んでいるのでしょうが……『海の始まり』が数字の面で『silent』を超えるのが難しい状況にあるのは、リアルなところですよね……」

 現在、テレビ界は13~49歳のコア視聴率を最重要視していて、『silent』はコア5%台を出す大ヒット作品として社会現象となったドラマ。だからこそ、目黒やスタッフ陣が再集結した『海のはじまり』は、業界関係者からも視聴者からも“『silent』の再来を”と多大な期待が寄せられていた。

 ところが、『海のはじまり』のコア視聴率は初回7月1日のコア視聴率は2.9%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)だったのをピークに右肩下がりで、第7話(8月12日)が1.8%、第8話(19日)が2.1%と、「惨敗」と言われても仕方のない状況にある。