世間を騒がせている米不足。小売店の約8割で品切れが発生しているという。

「去年の米の不作が一つのトリガーですね。猛暑の中での水不足で収穫量が減り、粒が小さくなってしまい品質も下がってしまったんです。今年の収穫量は“平年並み”とされていますが、現場レベルでは、もっと低く感じています」

 こう語るのは、こだわり米専門店「スズノブ」の代表取締役であり、自身も五ツ星お米マイスターの資格を持つ西島豊造氏。

 また、インバウンドが進んだことも米不足に拍車をかけたという。

「外国人の中では未曾有の和食ブームがきており、お米の消費量が急上昇。日本側もこれは予想できなかったんです」(前同) 

 そんな米不足の現在、比較的安定した供給があることで、バカ売れしているのが「パックご飯」だ。

「賞味期限も長く、持ち運びも簡単なことから、忙しい日の食事や備蓄品としても最適です」(同)

 しかも、いまどきのパックご飯は、味や食感の面でも、超絶進化を遂げているという。

「どのメーカーも甲乙つけ難いほどクオリティが上がり、ご当地のブランド米を使用したパックご飯も登場。それぞれ味も異なるので、食べ比べもおすすめですよ」(同)

■定番VSブランド米「パックご飯」を食べ比べ

 本サイト記者もスーパーを覗いてみると、パックご飯の王道『サトウのごはん 銀シャリ』の近くに、『eatimeお手軽に炊きたてを味わえるかる~く一膳 岩船産こしひかりごはん』なるパックご飯を発見。

 さっそく食べ比べてみると……味の違いは歴然!『サトウのごはん』はややさっぱり、コシのある食感で “ザ定番の味”だ。

 一方、『岩船産こしひかりごはん』は、一口味わった瞬間、水分量たっぷりのモッチリ感と、ほんのりとした甘さが感じられた。レンチンしたとはとても思えないまさに“炊き立て”の味わいなのだ。

『サトウのごはん 銀シャリ』安心感のある定番の味 ※撮影/編集部
『サトウのごはん 銀シャリ』安心感のある定番の味 ※撮影/編集部
『eatimeお手軽に炊きたてを味わえるかる~く一膳 岩船産こしひかりごはん』パックご飯でも、コシヒカリの底力が感じられた ※撮影/編集部
『eatimeお手軽に炊きたてを味わえるかる~く一膳 岩船産こしひかりごはん』
 パックご飯でも、コシヒカリの底力が感じられた ※撮影/編集部