■事務所の影響力が感じられたこれまでの『紅白』

 NHKは、ジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題を重く受け止め、2023年の『紅白』に、旧ジャニーズのタレントを1979年以来、44年ぶりに1組も出演させなかった。

 なお、NHKは今年7月24日の定例会見でも、旧ジャニーズの新事務所STARTO ENTERTAINMENT所属のタレントには、新規の出演依頼を行なわない方針だとあらためて発表している。

※画像はNHK紅白歌合戦の公式X『@nhk_kouhaku』より 

「『紅白』を巡っては、これまで多くの視聴者が“なんでこの人出ているんだろう?”“ヒット曲あったの?”と首を傾げてしまうようなアーティストが選ばれることもままありましたよね。

 旧ジャニーズが最たる例ですが、事務所の影響力を指摘する声もあり、2009年の『紅白』ではNYC boysという一般的な知名度が低いジャニーズJr.のグループが出場したこともありました。

 今年の出場有力が言われるB’zを筆頭に、ファンだけではなく、多くの視聴者が本当に観たい、聞きたいと思える、活躍をしている人が多く出るのが、“ハイレベルな『紅白』”と言えるでしょう。昨年の『紅白』でも、“今年の活躍、世論の支持、番組の演出・企画に沿う”の3点を選考の判断材料にしていましたよね。

 B’z、米津さん、YOASOBIが揃い、売り上げなど結果を残した歌手、大きな話題になったアーティストにしっかり出てもらう回になれば、“紅白復活”が言われることになるのでないでしょうか」(芸能プロ関係者)

《米津玄師からのB’zってよ!!いつかコラボか対談してほしいんだけど》という声も出るほど、話題沸騰となっているB’zの朝ドラ『おむすび』主題歌起用。『紅白』でもその美声とかっこいいギター音を轟かせてほしいが、果たして――。