■B’zの『紅白』出場濃厚の裏にいる人物

 客観的に見れば、B’zは現在進行形で大人気のアーティストだ。『オリコン週間シングルランキング』では、90年6月発売の『太陽のKomachi Angel』から、昨年7月発売の最新シングル『STARS』まで50作連続1位をキープ。人気の健在ぶりは明らかだろう。

「しかし、彼らとしては、ここ20年近く“誰もが認めるヒットソング”を出せていないと感じているとされ、それが要因で昨年を含めて『紅白』出演を辞退していると言われているんです。ですが、朝ドラの主題歌となれば、多くの人が“今年を代表する曲”だと納得するし、ファン以外も注目し売り上げも上がると思われる。そうして、自然な流れで『紅白』に出場できるとも考えられますよね。

 そして、それをまとめたのが23年の『紅白』で制作統括だった、歌手・加藤登紀子さん(80)の親族であるA氏だと聞こえてきています」(前出のレコード会社関係者)

※画像はB'zの公式X『@Bz_Official』より

 昨春、A氏はプロジェクトセンターのシニア・リーダーに異動となり、現在は『クローズアップ現代』を担当している。そのA氏が『クロ現』で担当した最初の回が、昨年7月19日に放送された、「15年ぶりのNHK単独インタビュー」というB’z特集回だったというのだ。

 当時、B’zが開催中だったツアー『B’z LIVE-GYM Pleasure2023ーSTARSー』を桑子真帆アナウンサー(37)が取材したり、大ヒット曲『ultrasoul』の製作秘話が語られるなど、見どころ満載の内容であった。

「『クロ現』の特集が良い例ですが、複数の音楽番組に出てもらい、そしてついに朝ドラの主題歌を担当してもらうことになったと。B’zの『紅白』出場を実現させるにあたり、NHKがコツコツと外堀を埋めるように動いてきたのが見て取れますよね。

 その努力が実を結び、今年の『紅白』にB’zが出場する可能性は限りなく高いと音楽業界内では言われているということです。橋本環奈さん主演の朝ドラがスタートし、主題歌も話題になり、名実ともに”今年を象徴する曲”としてB’zの2人が紅白の舞台で『イルミネーション』を披露する――そうした展開になるはずだ、となっていますよ」(前同)

 すでにX(旧ツイッター)でも、B’zの紅白出場を期待する声が大沸騰している。

《朝ドラだと!?今年の大晦日はB’zがいよいよ紅白に…出るかもかっ!?》
《B’zさんの(コンビとしての)SONGSと紅白初出場フラグ立ったなこれ》
《B’zが連ドラ主題歌とは。紅白への期待が高まる》

 大晦日まであと4か月弱――今年こそ稲葉の歌声と松本のギターの音色が、紅白のステージ上で響く渡ることになるのか。