8月30日に『金曜ロードショー』でスタジオジブリの1986年公開のアニメ映画『天空の城ラピュタ』が2022年8月以来に放送され、ファンを歓喜させた。『天空の城ラピュタ』は空から舞い降りた少女・シータと見習い機械工の少年・パズーが、空に浮かぶ伝説の島「ラピュタ」を目指す冒険ファンタジー。クライマックスの滅びの呪文「バルス」を唱えるシーンでは、X上で一斉に「バルス」とつぶやく“バルス祭り”が恒例になっており、今年も盛り上がりをみせた。『天空の城ラピュタ』以外にも、人々の心をつかんで離さないジブリ映画。そこで今回は10~30代の男女100人に「好きなジブリアニメ映画」について聞いてみた。

 第10位(2.0%)は、『風の谷のナウシカ』『紅の豚』『ハウルの動く城』『コクリコ坂から』『思い出のマーニー』が同率でランクイン。

『風の谷のナウシカ』は、1984年公開の映画。人間と自然との共存を求める少女・ナウシカが戦争を繰り返そうとする人間たちを止めようと闘う姿を描いたストーリー。

「今見ても映像がすごい」(34歳/女性/会社経営・役員)

「ナウシカがオウムの進行を止めようとしているシーンが印象に残っている」(24歳/男性/パート・アルバイト)

『紅の豚』は、1992年公開。世界大恐慌の時代のイタリアを舞台に、豚になってしまったパイロットの活躍を描いた航空活劇。

「何だかんだ敵と仲が良いのが見ていて気持ち良い」(39歳/男性/パート・アルバイト)

「かっこいいし、楽しい」(37歳/男性/自営業)

『ハウルの動く城』は、2004年に公開。魔女の呪いで老婆に変えられた18歳の少女・ソフィーと、魔法使いの青年・ハウルが心を通わせていく様子を描いたファンタジー作品で、ハウルの声を木村拓哉が務めたことが話題になった。

「全編通してハウルがかっこいいところが好き」(29歳/女性/研究・開発・技術者)

「木村拓哉さんが声優として参加しているから」(34歳/男性/総務・人事・事務)

『コクリコ坂から』は、原作・佐山哲郎氏、作画・高橋千鶴氏による漫画が原作で、2011年に公開された。1963年の横浜を舞台に、海の見える下宿屋・コクリコ荘に住む少女・松崎海と、同じ高校の新聞部の少年・風間俊との恋愛模様を描いている。

「青春って感じで好き」(23歳/男性/管理職)

「キュンとする」(29歳/女性/コンピュータ関連技術職)

 2014年に公開された『思い出のマーニー』は、宮崎駿、高畑勲の両監督が一切制作に関わらない、新たな作品だった。心を閉ざす12歳の少女・杏奈と謎の金髪の少女・マーニーとの友情を描き、マーニーの声優を有村架純が務めたことも話題になった。

「雰囲気が素敵すぎて好き」(18歳/女性/学生・フリーター)

「深く考えさせられた」(30歳/男性/公務員)