■佐久間Pも大絶賛

『トークサバイバー』の企画演出・プロデューサーである佐久間宣行氏(48)は、同番組がNetflixで1位になったことを受けて、

《アンジャッシュ渡部さんと手越祐也さんに「失敗させる」大喜利も、お二人がやりきってくれたので笑いながらもなぜか感動があります》

 と、コメントを寄せている。

「手越さんは、旧ジャニーズを退所する前は人気番組『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)など、アーティスト活動以外にもバラエティ番組で大活躍していたタレントでしたよね。

『イッテQ』ではバラエティ魂全開で、芸人顔負けの活躍を見せ、体も張りまくっていましたが、そのエンターテイナーしての姿勢は健在でしたね」(前出の制作会社関係者)

 手越はチャラ男のイメージが強いが、『イッテQ』ではそれをさらに強調した演出もあり、担当コーナーは大人気だった。手越が大口を叩いて失敗すると「イェーイ」という皮肉たっぷりのナレーションが入ったり、余裕を見せると「神様、どうかいけませんように」と、失敗を願われたりと、キャラも浸透。その一方で、どんな無茶なチャンレンジにも体を張って最終的にやり遂げる“エンターテイナー手越”として、お茶の間に笑いと感動を届けていたのだ。

「手越さんは事務所から独立して『イッテQ』からも降板して以降は、ローカル番組への出演が増え、キー局の番組で姿を見る機会が減ってしまいました。退所の仕方に強引なところがあり、旧ジャニーズの上層部を怒らせてしまったことがその理由だったとも言われていますよね」(前同)

 手越は2020年3月の時点で退所の意思を事務所に伝えていたが、同年5月にコロナ禍での外出が2度報じられたことで無期限の活動自粛処分に。そのまま同年6月19日に退所となったが、結果的に当初の予定より早めに退所することになったと独立発表会見で認めていた。

「当時は旧ジャニーズ事務所が健在で、同社への忖度が強く働いていた。“辞めジャニは2度と民放局には出られない”とも言われましたよね。

 しかし、ジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題を経て旧事務所は消滅し、忖度も消えた。新事務所のSTARTO ENTERTAINMENT福田淳社長は、そういう退所タレントへの不当な扱いを嫌う人でもありますよね。

 手越さんの活動は退所後、アーティスト活動が中心ですが、『イッテQ』時代の活躍、今回の『トークサバイバー』での振り切った姿からも分かるように、バラエティタレントとしての才能も一流。旧ジャニーズへの忖度がなくなった今、民放キー局のバラエティ番組に出演する日も遠くはないのではないでしょうか」(同)

 そんな手越はアーティスト活動が好調だ。9月8日に北海道苫小牧市で開催された音楽フェス「TOMAKOMAI MIRAI FEST(トマコマイミライフェスト)2024」ではLUNA SEA及びTHE LAST ROCKSTARSのギター・SUGIZO(55)とのコラボを繰り広げ、Xのトレンド入りをするなど話題沸騰となった。

 音楽にバラエティ、“エンターテイナー手越”の魅力は再度、広く世に出ようとしている――。