■多くの芸能関係者を“巻き込んだ”男
7月5日、警視庁は20代の女性に睡眠薬を飲ませ、暴行を行なった容疑で自称プロデューサーの細川拓容疑者を逮捕した。
細川容疑者は大手レコード会社の契約社員で、タレントのマネジメント業にも従事していた人物。7月12日配信の『現代ビジネス』では、細川容疑者がお笑いコンビ・キングコングの西野亮廣(44)のマネージャーもしていたと報じ、西野もこれを認めていた。
「細川容疑者は相当顔の広い人物だった。彼は、山本さん側の“担当者”として古巣の事務所と退所の話し合いを進めていたんです。そして、山本さんの古巣事務所退所の話し合いの時期は、まだ山本さんと伊藤さんが交際しているときだった。細川容疑者は山本さんと同時に、伊藤さんの今回の移籍話にも絡んでいたといいます。
細川容疑者は小栗さんの事務所の創業メンバーの娘婿で、過去、小栗さんの事務所の関連会社の役員も務めていたんです。一時期は小栗さんの事務所の現会長にも可愛がられた存在だったといいますね。しかし、素行不良でクビになってしまったそう。その後は大手レコード会社で働いていたものの事件を起こしてしまったということです」(前出の芸能プロ関係者)
それから2か月――伊藤は古巣事務所と契約期間を終え、10月から小栗の事務所で活動すると多くのメディアで報じられているというわけだ。
「ただ、山本さんも伊藤さんも何も悪いことはしておらず、移籍先も含めて、全く関係ない事件で逮捕されてしまった細川容疑者のトバッチリを受けたと言えそうです。細川容疑者はかなり調子のいい人物で、自分の仕事ぶりを周囲にすぐ話してしまう人だったといいます。先に移籍した山本さんの話は早くから芸能界では出回り報道も出ましたが、細川容疑者周辺から漏れていたのでは、という見方が強かったですね」(前同)
だが、今回の伊藤の移籍劇、古巣事務所のショックは大きいようだ。
「伊藤さんが移籍することにとても困惑しているといいますね。伊藤さんはまだ違約金を完済できていないといい、本来であれば、二人三脚で仕事をし、立て替えた違約金を返してもらうつもりだったでしょうからね……。
ただ、移籍先だと報じられている先は小栗さんを筆頭に、綾野剛さん(42)、田中圭さん(40)、坂口健太郎さん(33)、間宮祥太朗さん(31)、赤楚衛二さん(30)などの人気俳優が所属する有力事務所です。また、同社は『クローズZERO』(2007年)や『新宿スワン』(2015年)など、大ヒット映画を製作してきた会社でもある。今、仕事が勢いに乗る伊藤さんが同社製作の映画で主演し、ヒットする――そうした展開もありそうですよね。
小栗さんのもとで仕事をしてより大きくなっていきたい、そうした熱い想いがあると見られる伊藤さんはこれまで以上の大活躍をし、お世話になった古巣の事務所に違約金を返済していく覚悟なのではないでしょうか」(前同)
ひき逃げ事故から4年――完全復活を果たしたとも言えそうな伊藤だが、新事務所でさらなる飛躍を遂げることになるのだろうか。