■第5位は『妖怪人間ベム』『北斗の拳』、第6位は『ドラゴンボール』

 第6位(5.0%)は、『ドラゴンボール』。

 鳥山明氏原作の世界的ヒットアニメ『ドラゴンボール』は、1986年よりフジテレビ系で放送され、全5シリーズが制作された。今年10月には約6年ぶりとなる新作『ドラゴンボールDAIMA』の放送も控えている。主人公・孫悟空を中心の物語で当初はほのぼのとした冒険譚だったが、だんだんとバトル色が強くなり、凶悪な敵と死闘を繰り広げる内容になった。悟空や仲間がやられる衝撃的なシーンもあったため、当時の子どもにはトラウマになった場面も多い。

「主人公一派がサイヤ人の襲来に対応するシーンで、抵抗している地球人が次から次へと殺されるところは今でも印象に残っている」(43歳/男性/コンピュータ関連技術職)

「フリーザがクリリンを爆死させるシーンが怖い」(45歳/女性)

「エイリアンみたいなキャラが出てきて、しゃべり方も怖かった」(45歳/女性/主婦)

 第4位(6.0%)は、『妖怪人間ベム』『北斗の拳』。

『妖怪人間ベム』は、1968~1969年にフジテレビ系で放送されたアニメ。平和を愛し、人間になることを願うも人間からは受け入れてもらえない妖怪人間ベム、ベラ、ベロの悪との戦いや哀しみを描いたストーリー。ナレーションから始まる不気味なオープニングをはじめ、全体的にホラー色が強く、トラウマ級の恐怖を覚えた子どもたちは多い。2006年には完全新作『妖怪人間ベム-HUMANOID MONSTER BEM-』がアニマックスで放送された。

「雰囲気や登場人物の声も怖くて、夜に見られなかった」(49歳/男性/デザイン関係)

「暗い映像とおどろおどろしい色合いが、夕方に一人で見ると怖くなってくる」(49歳/女性/総務・人事・事務)

「当時の絵柄が怖かった」(34歳/男性/学生・フリーター)

「あまりにも生々しいから」(34歳/女性/会社経営・役員)

 原作・武論尊氏、作画・原哲夫氏の漫画原作アニメ『北斗の拳』は、1984~1987年にフジテレビ系で放送され、1987~1988年に続編が放送された。暴力が支配する弱肉強食の世紀末を舞台に、北斗神拳の使い手・ケンシロウの活躍を描いたストーリーで、ケンシロウに急所を突かれた敵キャラが「ひでぶ」「あべし」と、叫びながら爆死していく姿が大きなインパクトを与えた。

「人がねじれて死んでしまうところが気持ち悪くて怖かった」(41歳/女性/主婦)

「敵が死ぬシーンが、今では表現できないグロテスクなものだと思ったから」(48歳/男性)

「暴力描写が怖かった」(44歳/男性/総務・人事・事務)

「破裂して死ぬところが印象に残っているから」(48歳/男性/総務・人事・事務)

「絵がリアルすぎて受けつけなかった」(38歳/女性/総務・人事・事務)

■「子どもの頃に見てトラウマになったアニメ」ランキング
1位『笑ゥせぇるすまん』
2位『地獄先生ぬ~べ~』
3位『火垂るの墓』
4位『妖怪人間ベム』
4位『北斗の拳』
6位『ドラゴンボール』
7位『まんが日本昔ばなし』
7位『ゲゲゲの鬼太郎』
7位『キン肉マン』
7位『学校のコワイうわさ 花子さんがきた!!』

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