松下奈緒(39)主演の連続ドラマ『スカイキャッスル』(テレビ朝日系/木曜よる9時)は、9月19日放送の第8話から最終章に入る。しかし、直前の12日放送の第7話は盛り上がりを見せるどころか、平均世帯視聴率(ビデオリサーチ調べ/関東地区)は6.6%と前回から0.1ポイント減。配信サービス・TVerのお気に入り登録の数字も動きが悪い。

 同ドラマは、韓国の連続人気ドラマ『SKYキャッスル〜上流階級の妻たち〜』のリメイク。秘密を抱えた美しきセレブ妻たちが、夫の“出世バトル”と子どもの“受験バトル”で対抗心を燃やすドロ沼サスペンス。オリジナルをどうリメイクするか注目されたが、日本の地上波放送にはフィットしなかったようだ。

 第7話は、DNA鑑定の結果、居候させている長女・瑠璃(新井美羽/17)の同級生・山田未久(田牧そら/18)が、夫・英世(田辺誠一/55)の実娘だと知ってしまった浅見紗英(松下)。この日を境に、勝ち誇ったかのように、未久は家の中で好き勝手ふるまい始め、浅見家の状況は悪化の一途をたどる。

 そんな中、誕生会を開いてくれるという青葉(坂元愛登/15)に、未久はなぜ自分を好きなのかと問い、キスして瑠璃を挑発。激怒した瑠璃に罵倒され、未久は英世が父親であることをバラしてしまう。そこに紗英が帰宅すると、瑠璃は、ママもパパも信じられなくなったと、家を飛び出して受験コーディネイターである九条(小雪/47)のもとへ……という展開。

 終盤は、バルコニーから未久が何者かに突き落とされるという衝撃の展開。視聴者のX(旧ツイッター)上の反響は、《松下奈緒の演技すごい。嫌な奴のはずなのに非情になりきれない優しい部分があるとことか、台詞はないのに表情だけで伝わってくる》など、松下への称賛の声や、未久を突き落とした犯人についての考察が多く見られた。