門脇麦(30)主演の水曜ドラマ『リバーサルオーケストラ』(日本テレビ系)は、メインキャストに新鮮味がないため、放送前に注目していた視聴者のほとんどは門脇と田中圭(38)のファンだと思われていた。しかし、回を追うごとに好感度を上げ、視聴率も堅調に推移している。

 同ドラマは、西さいたま市役所の超地味な職員・谷岡初音(門脇麦)は、10年前、とある理由から表舞台を去った元天才ヴァイオリニスト。強引すぎる変人マエストロ・常葉朝陽(田中圭)に巻き込まれ、地元のポンコツオーケストラ・児玉交響楽団を、一流オケに大改造していく音楽エンターテインメント。

 共演は、初音の妹・奏奈が恒松祐里(24)、朝陽の父親で市長役が生瀬勝久(62)。児玉交響楽団のメンバーは濱田マリ(54)や平田満(69)、瀧内公美(33)、坂東龍汰(25)ら。初音をライバル視している人気ヴァイオリニスト・三島彰一郎が永山絢斗(33)と、ベテランから若手まで手堅い布陣だ。

 2月22日放送の第7話は、突然のテレビ出演のオファーに彰一郎の悪意を感じ、初音は返事に迷うが、市長の勢いに負けて出演を受けてしまう。しかし、彰一郎の会見を発端に、初音がステージを逃亡した過去がネットに拡散。精神的に追い詰められた初音は、励まそうとする玉響メンバーと衝突してしまう。

 そして、テレビの本番直前、緊張する初音に玉響の事務局長・小野田(岡部たかし/50)が、タブレットで動画を見せる。そこには「ソロの練習に使ってほしい」と、朝陽の指揮でチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲(チャイコン)を演奏する玉響メンバーの姿が。初音は胸がいっぱいになって……という展開。