■『ジョンソン』終了が正式に発表され……
ニューヨーク、かまいたち、見取り図、モグライダーが出演する『ジョンソン』は、ダウンタウンの松本人志(61)と浜田雅功(61)がMCを務めた『リンカーン』(TBS系)の後継番組として2023年10月に鳴り物入りでスタート。
しかし、今年6月に秋の改編で打ち切りが決まっていると複数のメディアが報じ、9月5日に行なわれたTBSの改編説明会で正式に終了が発表された。
コンテンツ戦略局コンテンツ戦略部企画プロデュース室長の畠山渉氏は「人気芸人にお集まりいただき、制作スタッフも試行錯誤やってまいりましたが、思うような成果が出せず、今回終了という判断をいたしました」と説明した。
9月12日放送のラジオ番組『スタンド・バイ・見取り図』(TBSラジオ)に出演した見取り図の盛山晋太郎(38)とリリー(40)は『ジョンソン』終了について言及。
盛山が「『ジョンソン』って(いう番組名)やめへん?」と切り出すと、リリーも「そこは敗因の1つではあるな。正直な話、みんな言っとった。“このタイトルがよくないな”っていう」と心境を明かしていた。
さらに盛山は「『リンカーン』みたいなことをしたのって、一番最初の大運動会だけであって。それ以外はもう全然普通にオリジナルでやってたもんな」「これはしゃあない。俺らの力不足も感じるよね。良かったら数字は上がるし、面白いってなる。もう1回リベンジしたいよね」と語った。
「そんな『ジョンソン』の前身番組『リンカーン』を機に、TBSとダウンタウンの距離が近くなったと言われていますね。それまでダウンタウンといえば、日本テレビとフジテレビのイメージが強かったのですが、ここ最近はTBSと最も良好な関係にありますよね」(制作会社関係者)
■ダウンタウンとTBSは日テレ&フジ以上の蜜月関係に
ダウンタウンは日本テレビの『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』と大晦日の『絶対に笑ってはいけないシリーズ』、フジテレビの『ダウンタウンのごっつええ感じ』や『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』などの番組に出演。
1月8日に松本が芸能活動を休止してタイトルが変わってしまったが、『人志松本の酒のツマミになる話(現:酒のツマミになる話)』や『まつもtoなかい(現:だれかtoなかい)』、浜田がMCを務める『ジャンクSPORTS』(すべてフジテレビ系)は現在も放送中。松本が出演する特番『IPPONグランプリ』や『人志松本のすべらない話』もフジテレビの番組だ。
「ところが、近年はTBSと最も距離が近かったと言えそうです。代表番組が大人気の『水曜日のダウンタウン』ですが、さらに秋に放送される超大型特番『お笑いの日』ではダウンタウンがMCを担当。その中で放送される『キングオブコント』のMCを浜田さんが、審査委員長を松本さんが務めていましたからね。
しかし、今年に入り松本さんが芸能活動を休止。『水ダウ』にも出演できなくなってしまいました。それとほぼ同じようなタイミングで吉本芸人が出演するTBS系のバラエティ番組が続々と打ち切られているんです……」(前同)