9月17日、松本若菜(40)主演の連続ドラマ『西園寺さんは家事をしない』(TBS系/火曜夜10時~)が最終回を迎えた。物語は完全無欠のハッピーエンドを迎えたほか、最後には続編を示唆する意味深な演出もあり、話題沸騰となっている。
ドラマ『西園寺さんは家事をしない』は、ひうらさとる氏の同名コミック(講談社)が原作。松本演じる独身の西園寺さんが、SixTONES・松村北斗(29)演じるシングルファザーの楠見くん、倉田瑛茉(4)演じる娘・ルカと“偽家族”として暮らすハートフルコメディだ。
【以下、『西園寺さんは家事をしない』最終回のネタバレを含みます】
「西園寺さんと楠見くんは両想いとなりましたが、ルカのために偽家族ではない新たな形を考え抜いた結果、根幹にある思いが“ルカと3人でただ一緒にいたい”だと気づいた。そこで、これからも3人で“家族の価値観”に縛られない生き方をしよう、と団結するハッピーエンドでした。
最後は3人が空港で海外に行こうとするシーンで終わりましたが、そこでルカが視聴者に向けて告げた言葉は“続編フラグか?”とX(旧ツイッター)でもトレンド入りをしたんですよね」(テレビ誌編集者)
物語はルカがカメラ目線で「see you soon,I hope!」(※近いうちに、また会いましょう!)と告げ、終わった。超意味深なこの文言は、番組公式Xにも取り上げられている。
同枠では綾瀬はるか(39)主演で親子愛を描いた『義母と娘のブルース』(18年7月期)が新春SPとして20年、22年、24年(完結編)とシリーズ化していたこともあり、
《是非ぎぼむすポジ(年一くらいでSP放送)を狙ってほしいんですが…なにとぞ……また会えるよねぇ…》
《ぎぼむすパターンで何年か続く未来があるかしら?》
といった、続編に期待する声が多く寄せられている。
「『西園寺さん』は、育児や家事といったテーマを丁寧に掘り下げる作風で、それでいて重くなり過ぎない、明るい雰囲気が大好評で《色んなセリフに共感するしハッとしたし終わり方も好きだった》など好意的な声が圧倒的に多いですね。今夏のドラマNo.1の視聴者が共感できるドラマでしたね。
その一方で、『西園寺さん』が最終回を迎えたことから、同じ“シングルファザーと育児”をテーマにした、来週に最終回を迎える連ドラに対して、心配の声も飛んでいます」(前同)
Snow Man・目黒蓮(27)主演の『海のはじまり』(フジテレビ系/月曜夜9時~)。『西園寺さん』と同じシングルファザーの育児を題材にした夏ドラマが、23日に最終回を迎える。
『海のはじまり』は、目黒の出世作で川口春奈(29)が主演を務めた『silent』を手掛けた脚本・生方美久氏(31)、演出・風間太樹氏(33)、プロデューサー・村瀬健氏(50)が再集結したドラマ。人と人との間に生まれる愛と家族の物語を描く“親子の愛”をテーマにしたオリジナル作品である。
「脚本や演出は非常に丁寧。見逃し配信・TVerのお気に入り登録者数も199.4万(18日朝10時現在)で今期のドラマ断トツNo.1と、ドラマ好きの間では高評価な作品ですが、いわゆる“優しい世界”である『西園寺さん』と比べると、中絶、がんなど、重いテーマが目白押しで、“見るのがつらい”とライト層が引いてしまった作品でもあります。
現在のテレビ界が最重要視している13~49歳のコア視聴率も、『西園寺さん』の方が高いんですよね」(制作会社関係者)