■今年も旧ジャニーズの出場はゼロか

 レコード会社関係者が話す。

「上層部はいまだSTARTO社タレントの新規起用に慎重ですが、紅白の現場レベルでは“なんとかSnow Manに出てもらいたい”という声は間違いなく上がる。ただ、NHKサイドがSTARTO社に出場を打診するとなったら、“だったらSixTONESなにわ男子も出してください”という交渉になっていくでしょうね。

 しかし、今年『カウコン』が復活するとなったら、やはりSnow ManやSTARTO社タレントが紅白に出ない可能性もある。昨年の各グループの生配信は多くのファンが満足するものでしたからね。紅白には出ずに、『カウコン』と昨年と同じような生配信をやってくれたらいいと考えるファンも少なくないでしょう。

 それに、NHKサイドが絶対に出てもらいたいと考えるSnow Manには、もはや紅白に出る意味もなくなっているとも言えます。冠番組『それSnow Manにやらせて下さい』(TBS系)は大人気。目黒さんをはじめメンバーはドラマや映画でも大活躍。ラウールさん(21)はファッションモデルとして世界的な活動をしていますから」

 ファンは熱心だが、それ以外にはあまり知られていないようなグループであれば、老若男女が見る紅白に出場する意味はたしかに大きい。しかし、Snow Manはもはやその段階にはなく、すでに国民的グループになったとも言えるだろう。

「本格交渉が始まるのは10月からですが、このままいくとSTARTO社サイドがNHKからの打診を突っぱねる可能性もあるでしょう。そして、“Snow Manが出ない”となったらそこで交渉は終わる。NHKとしても国民的な存在のSnow Manに出てほしいはずで、その他のグループの出演はどうしても、ということではないでしょうからね。

 昨年、44年ぶりに旧ジャニーズタレントの出場がゼロとなった紅白ですが、今年もそうなる可能性が高まってきたと。Number_iを筆頭に、JO1や昨年も出場した大人気のK-POPグループなどイケメングループは多く出場しそうですが……Snow Man、STARTO社タレントの出場がないとなったら、昨年の最低視聴率をさらに更新してしまう、という展開もあるかもしれませんね」(前同)

 カウコン開催の話も浮上し、昨年のSnow Manの「紅白と完全決別」報道がリアル感を増してきた情勢。魅力低下、話題性低下で危機が言われる大晦日の国民的歌番組――本格交渉は10月から始まるが、果たして――。