■元キンプリの3人がアーティスト路線の一方で…

 キンプリの俳優業――芸能プロ関係者は話す。

「以前のキンプリは“ポスト”とも言われていた5人組グループでしたが、22年10月に活動の方向性を巡って平野紫耀さん(27)、岸優太さん(28)、神宮寺勇太さん(26)の脱退が発表されて、23年5月に現在の2人体制になった経緯があります。兄貴分だった3人が一度に抜けてはグループは一気に弱体化してしまう。それは分かったうえで、永瀬さんはファンのためにもキンプリを継続する決断をしたんですよね」

 キンプリは平野、岸、神宮寺、高橋、永瀬の5人組グループとして海外進出を目指していたが、平野らは23年5月に脱退し、事務所からも退所(岸のみ9月末退所)。滝沢秀明氏の事務所「TOBE」で、Number_iとして再始動し、その後はアーティスト活動に邁進し、華々しい活躍をしている。

 Number_iの人気は凄まじく、YouTubeで8月19日に配信された最新曲『INZM』のMVは、3890万再生を突破している(9月23日7時現在)。また、日本時間4月15日には米国最大規模の音楽フェス『Coachella Valley Music and Arts Festival』(『コーチェラ』)に出場し、グループの目標だった海外進出も叶えている。

「旧ジャニーズ事務所はキンプリメンバーを俳優業など映像路線でも売り出そうとしていたものの、現Number_iの3人は消極的だった、という話も聞こえてきています。特に平野さんの話が聞こえてきていましたが、俳優業を絶対にやりたくないというよりも、早くグループで世界と戦える実力をつけて海外で勝負をしていきたい、という思いが強かったのでしょうね。

 実際、Number_iは俳優業から距離を置いているし、バラエティ番組にもほとんど出演していませんよね。もちろんキンプリに残る決断をした永瀬さんと高橋さんも世界を目指す意思はあるだろうし、アーティスト活動に消極的というわけでもありませんが……」(前同)