■ダウンタウン「最長寿35年冠番組」での復帰が濃厚視されるワケ

 松本の『M-1グランプリ』(ABCテレビ・テレビ朝日系)での復帰を熱望する人も少なくない。Xには、

《今年のM-1グランプリまでに、松本人志復活的なニュースでないかなぁ。M-1グランプリ審査員どうなるのやら…》
《M-1もKOCも、優勝を目指すのはそうですが「松本人志さんに採点して貰いたい」っていうのが目標の芸人が大勢いるのは事実ですからね。替わりなんていませんよ》

 などの声も上がっている。

「芸人からも、お笑い界のカリスマである松本さんに審査してもらいたい、松本さんのいる『M-1』で優勝したいという声が多く上がっているといいますね。笑いと芸人を愛する松本さんも何とか『M-1』に間に合わせたいという思いなのでは……とも考えられますが、ただ、女性を中心に“松本人志なんて見たくない”という視聴者もいるのが現実。

『M-1』が復帰一発目の番組となったら、“まっちゃん、おかえり!”という声も出るでしょうが、強い批判の声も間違いなくある。出場する芸人以上に松本さんの復帰が目立ってしまう恐れもあるでしょう。

 そこで“ワンクッション”を入れてから『M-1』に出演することになるのではないか、と関係者の間ではささやかれています。それが、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)なんです」(前出の制作会社関係者)

『ガキ使』は1989年から続く、ダウンタウンの最長寿の冠番組。番組から生まれた『絶対に笑ってはいけないシリーズ』は毎年大晦日に放送される超大型特番として人気を博した。

「『ガキ使』は放送枠も日曜午後11時25分からと深夜帯ですし、35年続く長寿番組です。ダウンタウンを応援したいから、松本さんや浜田雅功さん(61)の番組だから広告を出稿しているスポンサー企業も少なくないといいます。松本さんが同番組で復帰となればもちろん、厳しい声は一定数は出るでしょうが、なんとか乗り切れるのではと見られていますね。

 そういった背景があって『ガキ使』で復帰してその後、『M-1』へ――という流れになるのではないかと言われていると。それに『M-1』は笑いの祭典ですし、主役は出場する漫才師たち。松本さんはあくまでも審査員として漫才を評価するという立場で、松本さんのパーソナリティどうこうが問われる仕事ではありません。

 笑いのため、芸人のためにお笑い界をけん引してきた松本さんが審査員として出演する――という出演の必然感も成り立ちそうですよね。

 ただ、そんな笑いの祭典、師走の大イベントを炎上させるわけにはいかない。ですので、最も長く続き、松本さんも、スタッフ、関係者も愛着が深いであろう番組『ガキ使』でテレビ復帰を果たして、その後『M-1』へというのが現実的な復帰ルートなのではないか、と関係者の間では話されているということです」(前同)

 活動休止からすでに8か月以上、ここにきてにわかに動き出した感のある松本を巡る状況。笑いのカリスマの復帰の日は、近いのだろうか――。