パワハラ疑惑などで告発された兵庫県の斎藤元彦知事について、9月19日の定例議会で県議会全会派・全議員が不信任決議案を提出。斎藤知事は辞職について明言していないが、今後もその対応に注目が集まりそうだ。パワハラに限らず、ハラスメントは誰もが加害者、被害者になる可能性があり、他人ごとではない。そこで今回は40~50代の男女100人に「普段ハラスメントにならないように気をつけていること」について調査。さらに自分の周囲で「ハラスメントでは?」と思ったことについても聞いてみた。(アンケートサイト「ボイスノート」調べ)

 第2位には、「言葉遣い」「見た目に触れない」が同率ランクイン。

 相手が誰であっても言葉遣いに気をつけているという人が多数。社会人ならば、いきなりのタメ口などはないだろうが、できるだけ丁寧な言葉遣いを心がけていれば、無駄ないさかいは避けられそうだ。

「年上だろうが年下だろうが常に敬語で話すようにしている。以前、アルバイト先の上司が部下をものすごく下に見た発言をしていて、すごく気分が悪くなった。すぐに辞めました」(44歳/男性/学生・フリーター)

「職場では年齢や立場に関わらず基本的に敬語を使う。他には容姿については触れない。個人的なことはこちらも話したくないので相手には聞かない。体に接触しないよう気をつけている。過去に気に入らないことがあると注意せずに舌打ちしたり、物を壁に投げつけたりする上司。会社の飲み会のときに体を触ってくる上司がいた」(41歳/女性/主婦)

「人には丁寧な言葉遣いで接する。女のくせにと言う人を見てびっくりした」(50歳/男性)

「言葉遣いは、あまり感情的にならないようにしている。同僚が自分のミスを他人に押しつけているのを見た」(57歳/男性)

「言葉を選んでコミュニケーションをとっている。感情的に仕事の指示をする人はダメだと思う」(53歳/男性)

「年下にも敬語はマスト。立ったまま説教する人を見た」(44歳/男性)

「年下の人にも丁寧語で話すなど、言葉遣いに気をつけている。以前の職場の上司が、社員旅行に不参加の社員に対して、しつこくなんで行けないのかと聞いていた」(51歳/女性)

「壁を作るようですが、年下でも必ず敬語を使います。話しかけられたら必ず返事をし、絶対に無視をしません! 女性リーダーに、いつでも“見ればわかるでしょ”と言われた。説明されず、昭和の職人かよ、と思った」(53歳/女性)

「言葉遣いにはいつも気をつけている。残業の強要をしている人を見た」(44歳/男性/総務・人事・事務)

「年下にも敬称をつける。大声で注意するのはパワハラだと思う」(58歳/男性)