■第4位は「パワハラに気をつける」、第5位は「相手を尊重する」「セクハラに気をつける」

 第5位は、「相手を尊重する」「セクハラに気をつける」。

 年齢、性別、立場など関係なく「相手を尊重する」気持ちがあれば、ハラスメントも減りそうだ。

「価値観を押しつけない。結婚しろ、と言われたことがある」(54歳/女性/公務員)

「相手の話はよく聞く、言いたいことはよく考えて話す。夫からおまえはバカなんだから何も考えるな、言うときは考えて話せと言われる。これってモラハラ?」(57歳/女性)

「相手の考え個性を尊重する。自分の意見を押しつけない。自分の周囲では今のところハラスメントはない」(48歳/女性/主婦)

「決めつけや押しつけをしないこと、機嫌が悪くても相手に当たらない。子どもは? と聞かれたことがある」(51歳/女性/主婦)

 セクシャルハラスメントは、ハラスメントの1つとして広く知られてきた。男女関わらず被害者、加害者になりえる。

「交際相手のことは聞かない。顔、容姿について揶揄されたことがある」(57歳/男性/コンピュータ関連技術職)

「セクハラに気をつけている。女性の髪形について触れない、など。後輩から文句を言われるのはハラスメントにならない?」(45歳/男性/営業・販売)

「セクハラに注意する。人の個性に突っ込んで話したり、聞いたりしない。髪型を変えた子に対して似合わない 変な髪型といっている人がいた」(53歳/女性)

「セクハラにならないように言動に気をつける。まだ結婚してないのと言った人がいた」(46歳/男性員)

「セクハラは特に気をつけている。女性に体型のことを言う人に驚いた」(55歳/男性)

 第4位は、「パワハラに気をつける」。

 いろいろなハラスメントがあり、何に気をつけていいのか分からないという人も多い。しかし、パワハラは分かりやすいこともあり、自身の行動にも気をつけているという人は多かった。

「高圧的にならないように落ちつく。思わず、考えてからしゃべれ! と言ったときに反省した」(47歳/男性)

「仕事ができなくても人のせいにしないこと。女のくせにという言動、ハラスメントだと感じる」(41歳/女性/主婦)

「何事も上から目線で話さないように気をつけている。相手の家族のことをしつこく聞く人はハラスメントだと思う」(43歳/女性/主婦)

「過剰な追い込みはしないように気をつけている。自分が正しいとしても言い過ぎないようにしている。教員をしており、実習のときに自分の担当の実験の説明をしようとしたとき、別の教員が学生に説明をさせたこと。これはハラスメントだと感じた」(42歳/男性)

「声を荒らげない。こちらの説明を何度も聞き返すことに不快感を感じた」(50歳/男性/公務員)

「大声を出さない。自分の感情のまま大声で怒鳴る人を見た」(52歳/女性/主婦)

「威圧的な態度をとらない。ママ友の旦那さんの威圧的な態度が気になった。パワハラ、モラハラ」(43歳/女性/主婦)

■「ハラスメント普段気をつけていること」ランキング
1位 干渉しすぎない
2位 言葉遣い
2位 見た目に触れない
4位 パワハラに気をつける
5位 相手を尊重する
5位 セクハラに気をつける
7位 エイジハラスメントに気をつける
8位 平常心を心がける
9位 恋愛・結婚の話をしない
9位 子どもの話をしない

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