■旧ジャニタレントのローカル局進出はタッキーの営業力の賜物

 3月31日に終了してしまったが、TOKIO国分太一(50)は2020年2月から名古屋・東海テレビの『タイチサン!』に出演していた。現在は謹慎中だがKAT-TUN中丸雄一(41)は22年4月から大阪・ABCテレビ制作の『朝だ!生です旅サラダ』(ABCテレビ・テレビ朝日系)に出演している。

 A.B.C-Zは熊本・テレビ熊本の『若っ人ランド』と『あっぱれ!A.B.C-Z』、名古屋・メ~テレの『ドデスカ!』をはじめ、ローカル局に複数のレギュラー番組・準レギュラー番組を抱えている。

「22年10月にジャニーズ事務所を電撃退所した滝沢さんですが、辞める少し前までスーツ姿にカバンを抱え、名刺を片手に日本中のテレビ局を行脚して、“うちのタレントに何か仕事ないですか?”と地道な営業をかけていたそうなんです。

 TOBEを立ち上げてからもその姿勢は変わっていないんでしょう。4月にIMP.が中国進出を果たした際には彼らに同行し、当地の大手SNS『Weibo』の本社を訪れて営業活動をしていましたからね。

 そして今回、IMP.の全国7地区のレギュラーも実現したと。かねてよりTOBEは人材不足が懸念されていましたが、それも解消に向かいつつあるのかもしれませんね」(前出の芸能プロ関係者)

 TOBEは5月31日、転職サイト『マイナビ転職』に「デスク(社内のさまざまな情報管理やサポート業務)」、「マネージャー(所属アーティストのスケジュール調整や管理、現場同行、営業企画やプロモーションなどを担当)」、「ライブ制作(コンサート、舞台、イベントや発表会の企画立案、アーティスト、関係会社、協力会社と一緒にライブ制作)」の3職種の求人を掲載したことが一部で話題を呼んだ。

「IMP.の椿さんが来年公開の映画『僕らは人生で一回だけ魔法が使える』に出演しますが、マネージャーもつけずに1人で現場入りすることもあったといいますからね。それはIMP.のマネージャーがNumber_iのマネージャーも兼任していたから。

 ただ、IMP.の全国7地区のレギュラーが決まったわけで、それぞれにマネージャーがついていくことになるのか……。それはそれで大変そうですが、国内での活躍が増えそうなIMP.の一方で、Number_iの悲願の海外展開もその“兆し”が見えてきたと言えるのかもしれません」(前同)