9月29日放送の大人気バラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)の終盤、手越祐也(36)が「近日」に復活することが予告され、話題沸騰となっている。

 手越は『イッテQ』が開始した2007年からレギュラー出演し人気を博していたが、20年6月に番組を降板していた。

 しかし、9月29日放送の『イッテQ』では番組の最後に「近日公開」として、MCのウッチャンナンチャン内村光良(60)が宮川大輔(52)が担当する「祭り」企画に6年ぶりに参戦すること、そこに手越も登場することが予告されたのだ。

 予告映像での「そしてもう一人」「男3人祭り乞うご期待」というテロップや、宮川に網で確保される手越の姿にXは大沸騰。

《手越復帰が嬉しいし、復帰させてもいいと判断したイッテQの人達に感謝》
《手越イッテQに帰ってくる! ふつうに好きだったのに消えたから嬉しい笑》
《思えば手越いなくなってからイッテQ観なくなったなぁ…と思うので手越復活は楽しみ》

 といった歓喜の声が多く寄せられている。

「手越さんが降板した経緯は、まず20年3月の時点で将来的に退所する旨を所属していたジャニーズ事務所に伝えていたところ、コロナ禍での夜間外出が原因で同年5月に活動休止処分に。それにより、そのまま本人の意向で退所時期を早め、同年6月に退所。同時に『イッテQ』も降板、という流れでしたよね。

 決して円満とは言い難い辞め方だったこと、当時はジャニーズ事務所が絶大な影響力を持っていたことから、手越さんの『イッテQ』復帰は永久的に不可能とも言われていましたが、昨年10月にジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題を受けて事務所は消滅。同社への忖度も消えました。今回の出演は、それが大きく影響しているでしょうね」(制作会社関係者)

『イッテQ』を放送する日本テレビは“民放の雄”で現在、ナンバーワンの視聴率を取る局。同局は数字至上主義で、そのためどこの事務所に対してもフラットな局だと言われている。

「ただ、さすがにかつてのジャニーズ事務所は絶大なパワーがあり、特に『24時間テレビ』では20年続いたメインパーソナリティーなど、同社と深い蜜月関係が言われていましたよね。

 しかし、かつてのジャニーズを除けば、日テレは昔からシンプルに数字が取れるなら起用する、取れないなら切るという方針。それが、ジャニーズから新会社STARTO ENTERTAINMENTの体制になったことで、より加速したと。

 たとえば、日テレはの冠番組『嵐にしやがれ』の後番組として櫻井翔さん(42)がMCの『1億3000万人のSHOWチャンネル』を21年1月から放送していましたが、視聴率不振から今年3月にあっさりと終了させていますよね。

 そして、何よりSTARTO社の福田淳社長(59)は圧力や忖度を嫌う人ですから、そういう意味でも局サイドが気を遣う必要はない。だから日テレは、過去にいろいろあった“辞めジャニ”であっても純粋に数字が取れるパワーのあるタレントを起用したいと。手越さんの今回の『イッテQ』復帰で、そうした同局の制作の方針があらためて明確になったともいえそうです」(前同)

『イッテQ』現在も高い人気を維持しているが、キャストの高齢化やイケメン枠の不在で勢いが落ちているところもある。番組もそれを自虐ネタにしていて、今年4月には状況を改善しようと「新メンバー発掘プロジェクト」を行なったばかり。

「10月6日からは、全8回のスピンオフ番組『おためしイッテQ』(日曜/朝10時25分~)がスタートしますよね。

『新メンバー発掘プロジェクト』に合格した“若き候補生”である大石大祐さん(29)、才川コージさん(29)、澤井一希さん(28)、いわたまありさん(25)、うちだすぺしゃるはーたみんさん(24)――5人のタレントが『イッテQ』ファミリーとお試しロケを行なう番組だと発表されていますが、そこに手越さんが話題づくりとしてサプライズ的に顔を出す可能性もありそうですよね」(同)