■「火曜ドラマ」の視聴層は不倫を嫌う層でもある

「火曜ドラマ」枠の作品は、ここ1年だけでも広瀬アリス(29)主演、なにわ男子道枝駿佑(22)が相手役の『マイ・セカンド・アオハル』(23年10月期)、二階堂ふみ(30)主演、チェ・ジョンヒョプ(31)が相手役の『Eye Love You』(24年1月期)。

 生見愛瑠(通称めるる/22)主演、瀬戸康史(36)が相手役の『くるり〜誰が私と恋をした?〜』(24年4月期)、そして『西園寺さん』と、いずれもイケメンとのラブコメを描きつつ、“人生に悩む年頃の男女が、仕事や生活面でも自分の幸せを切り開いていく”という作風で一貫している。

「『火曜ドラマ』枠は30代以上の女性層をターゲットにしていて、彼女たちに刺さりやすい作風にして制作されていると言われています。そして、そういった層は、不倫を特に嫌うであろう視聴層でもありますよね。『あのクズ』に斉藤さんが出演するのを嫌がる視聴者は少なくないのではと。実際、すでにそういった声も出ていますね……」(前出のワイドショー関係者)

 斉藤の不倫を巡りSNS、ネットには、

《不思議 なんでこの人はずっと干されないの? なぜ?》
《どうして何度も不倫を繰り返していて ずうっとテレビに出てくるのか不思議でしかない!》
《人の家庭壊して普通にTV出ているから勿論そのドラマみない》

 といった厳しい声が寄せられている。

 一方で斉藤は90年代はともかく、2017年以降の3度の不倫は“またかよ”という空気もあり、ノーダメージな感じも――芸能評論家の三杉武氏は、今回の不倫報道が『あのクズ』に影響を及ぼすことはあるのか、という質問に、

「端的に言うと、影響はあると思います」

 と言い、こう続ける。

「確かに、これまで斉藤さんは不倫をしても大ダメージという感じではありませんでした。それは、不倫報道で叩かれる最大の要因である“ギャップ”がないからですよね。最近で言えばアンジャッシュ渡部建さん(52)やベッキーさん(40)のような、好感度で売っているタイプのタレントが不倫をすると、そのギャップから世間に叩かれることになる。

 しかし、斉藤さんは昔から川崎さんや尾崎さんと噂になったり、医師との度重なる報道だったりと、失礼な言い方ですが、不倫していても別に驚きがないんですよね」(三杉氏)