■娘のフォローが無駄になり……

 それでは、なぜ今回は不倫報道は斉藤の出演ドラマにダメージを及ぼすのか――三杉氏は言う。

「1つは、流石に何度目だ、という感じであることですね。

 もう1つは、医師との最初の不倫報道では娘さん(水嶋凜)が結構フォローするような発言をして、救われたところもあった。家族が言うなら、周りが叩くのどうかな、という空気もありましたよね」

 2017年の不倫報道時に斉藤は夫に謝罪し、不倫を終わらせてこれからの立て直しをするというコメントを報道各社に出していた。

 その後、18年に放送されたバラエティ番組『1周回って知らない話』(日本テレビ系)では、当時一般人だった水嶋が母の斉藤について、

「なんか普通のお母さんより、私はいまの若干スリリングなほうが好きだよ」

 と、コメントしたり、「最近見たお母さんのテレビ(出演)が記者会見」だったと番組内のVTRで明かし、騒動を笑い話に昇華していたのだ。

「しかし、23年に医師との不倫が続いていたことが発覚したため、娘の対応を無駄にしてしまった感が否めないし、“結局関係を続けていたのかよ”と、世間の反感を買っている。そして、それに続いて今回の3度目の報道。ダメージはさすがに大きいと思われます。

 今回の役が主人公の母親というのもキツいところがあり、ますます風当たりは厳しくなりそうです。しいてフォローするなら、やっぱり意外性はないため、今回の報道もそこまで驚きはしなかったというところはありますが……」(前同)

 昨年は、連続ドラマ『いちばんすきな花』(フジテレビ系/23年10月期)に、今田美桜(27)演じる主人公の“毒親”役でゲスト出演するタイミングで不倫報道があった斉藤。つくづく、間が悪い……。

三杉武(みすぎ・たけし) 芸能評論家
早稲田大学を卒業後、スポーツ紙の記者を経てフリーに転身。豊富な人脈をいかし、芸能評論家として活動している。多くのニュースメディアで芸能を中心にしたニュース解説を行ない、また「AKB48選抜総選挙」では“論客”とて約7年間にわたり総選挙を解説してきた。